日月星辰ブログ

Vive hodie.

ダイエットという魔術

Twitterで流れてきたところによれば、ローランドは「普通に生きてれば太るはずない」とのたまったそうだ。ダイエット… あれほど世にも難しいわざのように言われていながら、その実単に単純で素直であれば割とすぐに成ってしまう術もない。

 試してみたことのある人ほど、「実に簡単」か、「途方もなくつらい」かの見解がパッキリ分かれる点も、興味深いところである。

 私はだいたい3ヶ月とちょっとで、50キロをオーバーしようとしていた体重を5キロほど落とした。それほど苦労をした覚えはない。あすけんの未来のいうがままにものを食べただけである。

 

 コツらしいものもさほどない。自炊をする、自炊したものをあすけんに逐一登録する、登録時に過不足があったら次の食事で気をつける、毎日体重を測る、程度だ。

 運動ならばあすけん以前のほうがムキになってやっていた。毎日6キロ走ろうとか。走っているとそれが免罪符となってついつい好きなものを食べてしまったりするが、あすけんで食事の方に関心をシフトしたところ、まあナイキランプラスの毎月のレコードさえ途切れなきゃいいかぐらいのゆるさになってしまった。それでもまあ、痩せるだけなら痩せる。体脂肪率は運動をガッツリやった方が落ちるようである。

 コツらしきものがあるとするならば、ステータスの調整の要として、課金コースに入っておくべきだ、ということか。課金なんてしないでも自分で計算するもん! っていうのは大概続かない。よほど栄養に興味がある人ならいざ知らず、そういう人ならおそらくすでに適正な体重を保っているはず。ローランドのいう通り、普通に食べていれば太らないのだ。

 とはいえ私の場合、停滞期を乗り越えた原因にある程度心当たりもある。どう考えてもあの日を境に、体重が2キロほどガクンと落ちた。

 あの日とは、この日である。

lubudat.hatenablog.com

 

流石に1日5時間自転車をこぐと、余計な脂肪を総動員しなければスタミナがもたない、と言わんばかりに痩せた。もっともこの自転車ぐらいであれば、翌日筋肉痛に悩まされることもない。筋トレよりは断然楽である。こんなに楽でいいものか、戸惑ってしまう。本当に1800キロカロリーもの熱量を燃やしたのだろうか。そんなにも何かを燃やしたのであれば翌日あたりに何かしらの後遺がある気がするが、そういうものはなかった。普通そこまでの無茶をすれば絶対何かあると思ったのに。合間にお風呂を挟んでいるからいい、というほど正直温泉の効能を信じてはいない。

 

 ともかく何も考えず、あすけんで「毎日百点」を目指してコツコツとものを食べ、体を動かしていく。自ずと痩せる。痩せるはずである。魔術のようなダイエットなどない。置き換えダイエット? 痩せるお茶? 無意味である。ダイエットは王道しかない。痩せた人間がみんな言っているのに、「痩せたいなあ」と言っている人はなぜかこれを信じない。なぜなのだ。