日月星辰ブログ

Vive hodie.

最近、冷凍庫の扉の締まりがあまい

この記事で新しく購入した冷蔵庫に、そろそろ転機が訪れたようだ。

lubudat.hatenablog.com

最近、冷凍庫をちゃんと閉めたのに少し開いたままになっていた、ということがあった。

閉め忘れなどの可能性も考えたが、少なくとも私はその日、冷凍庫を一度も開けていない。この家には私だけが住んでいるわけでもないので、じゃ同居人が閉め忘れたのか。

ところがどうもそうでもなさそうなことがその直後判明する。

朝ごはんの支度のために冷蔵庫を使っていたら、冷蔵庫を閉める際になぜか冷凍庫の扉がわずかに開くのだ。

 風圧? 振動? ともかくも勝手にすっと開く。気味が悪い。

 冷蔵庫の扉部分が弱ってきていて、締まりが甘くなっているのではないか、と思った。

 この家に引っ越してきてから、冷凍庫を使う頻度は格段に上がっている。冷凍ごはんをこしらえたり、アイスを食べたりという利便を考えることが多くなった。以前の家ではアイスなんてよほど食べたい時に一つ買うぐらいで、まず常備という考えがなかったが、同居人はアイスが好きなのである。

 氷も作りおきをするほど熱心に料理だの晩酌だのを楽しむほうでもなく、「氷水に晒す」とかいうレシピは概ね無視していたのが、最近はちょくちょく、使うようになった。冷凍ご飯にしても然りである。前の家では電子レンジもまったく使わず、結局手放してしまったが、こちらにきてからはご飯を多めに炊いて、冷凍ご飯を作っておくのもわりにまめにやっている。

 冷凍庫の使用頻度は飛躍的にアップした。

 となれば、扉の耐久度もあけたてのたびにひそかなダメージを受けていてもおかしくはない。

 とはいえ、まだ「使用者が気をつけていれば回避できる」エラーに止まっているので、しばらくは様子を見ることにする。

 購入から6年目だから、家電としては中年にさしかかってくる頃だろう。そろそろ、どこかに不具合が生じてもおかしくはない。人間だってそうなのだもの。

  

調子が悪い時

調子が悪い時にまずどこからだめになるのかを考えてみた。

案外と、「つまらないこと」ができなくなるのはずいぶん先で、「楽しいこと」がまずできなくなるものだな、と思う。

 むろんこれはカッコ書きにしたとおり、本人にとって得意だったり、やりがいがあったり、ということと、世間一般で言われている「余暇」か「仕事」かみたいなカテゴライズとは必ずしも一致しない。

 昨日(今日記を書いているのは6月13日の朝で、つまり記事的には遡った日付設定でも、概念上は「昨日」である)あたりから天気も優れないせいか、やる気がなんとなく出ない。数日前には何がなんでもヤル! みたいなテンションだったが、それに息切れしたというわけでもないらしい。単なるどんよりとした天候のせいか(それでも雨が降らないのは大変ありがたい)、月の周期的なものなのかはわからない。

 そういう時はまず、趣味ができなくなる。

 そういう時にこそできるものが趣味じゃないのか、というむきもあるかもしれないが、私はそうではない。なぜ、そうではないのかを考えてみる。欲目があるのか? プライドでもあるのか? そんなプライドを持つほどの趣味でもないような気がするが…。

 楽器のレッスンにはかろうじて行った。約束していることは果たせる。演奏が楽しかったかというとそうでもなかった。譜面だけは読み込んでいったので先生には褒められたが、今までの私よりは多少ましだぐらいのことだとおもう。もっと、楽器に向いている人は譜面を読み込むのも早い。

 本を読んでも、いちいちわからない点が引っかかる。今はドゥルーズの「ニーチェ」を読んでいるが、おそらく赤川次郎でもひっかかっては気を削いでいただろう。そうなる箇所が多いか少ないかだけの話で、赤川次郎だったら登場人物のセリフの意味がいちいちひっかかるだとか、小説文法とはみたいなことを考え出して、全く楽しめなかったに違いない。そういうテンションである。中井英夫の小説に、ある子のない夫婦のところにある日突然奇妙な青年がくるという話があるが、あの青年の「言葉を発しようとするとその意味が気になって仕方なくて話せない」みたいな感じに似ている。あの話もどうしたかったのか、解説にはトランプの絵札をイメージしたとかあったけども、入れ替わり立ち替わり絵札が出てくるのはいいけどどこに着地する気だったのだろう。あれも絶筆である(中井は絶筆が多い)。

 Twitterも見ていても画面が滑るばかりであまり入れ込めない。昨日からつぶやきは140字ミニブログに立ち返ろうと思って、自分でも脳直のつぶやきは少しやめることにした。一つのつぶやきでなるべく長めの時間を描写するようにする。そうするとなんとなく140字近辺でオーバーフロー数文字という感じになる。そこから追い込んでいくといい感じの文章になる。足りなければ写真をつけるし。誰かに何かを訴えようとすることに疲れたし、誰かを馬鹿だとか賢いとか、間接的にも評価するのにも疲れた。

 そのくせごはんは割とちゃんと作って、以前からやってみたかった水晶鶏を作り、そこそこ美味しくできた。賞味期限を若干(1日ほど)すぎているでかい鶏肉を400グラムほど使って、つるつるで美味しい水晶鶏を作って、付け合わせにお野菜も添え、味噌汁も作って、自分の食器ぐらいは洗った。それはできるのに同人小説は一向にすすまない。書いていることがだんだん馬鹿馬鹿しくすらなってくる。

 軽い気鬱みたいなものは、だれしもしばしば訪れるものかもしれないが、そういう時は寝るに限る。そういえば夜のお風呂も入れなかった。お風呂と食器洗いなら、お風呂の方が「楽しさ」レベルは世間的には上なのでは? と思うのだが、お風呂より食器洗いの方が心理ハードルは低いのだ。私の場合は。

 

合い挽き肉のラグーソーススパゲティ

 

 

今日のお昼ご飯は自己流でラグーソースパスタ。

玉ねぎをみじん切りにして入れるなど、要所を抑えれば多少自己流でも美味しくできる。

 

材料:

ラグーソース

合挽肉 100グラム

ニンニク 1かけ

玉ねぎ 1/2個

ししとう 5本

なす 1本

塩 小さじ 1/2程度

こしょう 少々

トマトソース缶(私はカゴメのトマトソースというのを使っています)大さじ4杯

 

スパゲティ

乾燥100グラム

 

煮込み時間をある程度とりたいので、ラグーソースから作っていく。

玉ねぎ→みじん切り。

なす・ししとう→輪切り ししとうのへたは除いた。

にんにく→薄切り。

オリーブオイルをフライパンにあたため、ニンニクを入れ、香りが立ったらひき肉をぶちこむ。——この時点で玉ねぎを入れるのを忘れていたので、あとで入れた。本当は飴色になるまで炒めてからにしたかったが、まあいっか。

ひき肉の色が変わると、油がめちゃくちゃ染み出してくるが、気にしないでどんどんいためる。火加減は中火。玉ねぎもまあ、飴色とは行かずとも透き通ってきたぐらいで炒めるのに飽きる。

 飽きたのでししとうとナスを投入。ナスにある程度火が通ったら、塩胡椒をしてトマトソースを投入。

 

www.kagome.co.jp

 すでに下拵えが済んでいる商品だが、私はさらに10分程度煮込むのが好きだ。

 なんか汁気が足りなかったのでそこらへんにあった赤ワインを50CCほど入れる。(材料には書いてないけど)

 火を弱火に落として、蓋はあけたまま火を通し続ける。

 ここまで整えてから、麺をおもむろに茹で始めるぐらいで十分である。

 お湯には塩を必ず投入。小さじ1.5ぐらいがベストか。

 乾麺は7分茹でのこれが安くていい。美味しさはまあ普通。

 

  5キロで1612円というコスパのうえに、アマゾン定期便にしているとまじ安い。「お昼何にしようかな」という時に何もないという事態だけは回避できる。もはや、どんだけ食べてもなくならない感すらある。

 実の所導入して2回目の配送というところなのだが、同居人から「多すぎる」というクレームが入ったぐらいで、問題はない(と思う)。まだ1回目食べきってないうちに次来ちゃったけど。そういう同居人だって去年揖保乃糸を箱買いしてまだ食べきってない。人のことは言えない。

 

 ともかくもこれを100グラム茹でる。7分間は空白の時間になるが、大概そういうときはまな板を洗ったり包丁を洗ったりして、それも終わったら鍋の前でぼんやり立っていることになる。ここで電話がかかってくると村上春樹だな。

 今日は電話はかかってこない代わりにソースを作っている間に、これはひょっとして一人分には多いんじゃ、と考え出し、急遽容器を引っ張り出してソースを半分フライパンから救済した、つめ終わったあたりでアラームがちょうどよく鳴る。このタイミングは早すぎても遅すぎてもいかん。

 半分に減らしたソースに、パスタを茹でた鍋から直接トングですくって入れる。そうすることで適度に茹で汁も入るので良い。今回は煮詰まりすぎたソースの汁気が多少足りなかったので、レードルで50ミリリットルほど、茹で汁を足す。これをやることでソースもうまい具合に乳化し、絡まりやすくなる。

 ソースとパスタを絡めながら、中〜強火で火を入れ、ちりちりいうか言わないかぐらいで止める。麺がちょっと焦げてもそれはそれで美味しいが、フライパンに張り付くと嫌なので、そこそこで。

 出来上がったら先日デザインフェスタで購入した、素敵なお皿に盛り付ける。

 お皿の作家さんはこちら。

gado.ngok.org

釉薬づかいが端正で一目惚れした。購入した平皿はシチューなどにも使えそうな深皿で、特徴的なつるんとしたかんじのものではなく、ちょっと凸凹としている。そこも可愛い。

生のパセリを山ほど(10グラム程度)刻んで上に乗っける。

レシピ通りに食べたいものを作るのもときめくが、こうして即興で意外と美味しいものができたりすると、1日嬉しかったりする。

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ゴールデンカムイ 本誌感想 #282

副題は「一刻」。「ほぼ同時に暗号が解けるなどという想定はしていなかった」と土方さんは言ってたけど、トリガーがキーワード一つという仕組みにしてあるところからすると、ウイルクのことだから見越してたんじゃないか、と疑いたくなる。先週は鶴見マジックを幻視したが、今号はウイルクマジックを期待してしまうところ。

 最も土方歳三でさえも「いささか想定外だった」ということだから、ウイルクにだって読み違えはあるよきっと。うん。

 

 先週のフラグっぽい発言はまさにフラグだったみたいで俄然白石が心配になったが、今回は狂犬・杉元さんがすぐ近くにいるからね…そういえば 扉も「狂犬」をテーマにしている。若干いつもよりデフォルメを聞かせた大人二人の顔と、比較的それよりはいつも通りのアシリパさんの顔。白石のいい意味での三下っぽさ、嫌いじゃない。

 うさちゃんポーズ再び。しかも角度違い。これは先週のヒキと同じセリフで、単行本ではカットされるかもしれないから貴重なシーンな気がする。残されたら密かに快哉をさけぼう。

 土方さんは自信満々に「戦い方を知っている」とおっしゃっていますが…ここで函館市公式WEBサイトから「五稜郭の歴史」をみてみると、気になることが書いてある。

 

www.city.hakodate.hokkaido.jp

脱走軍の最大の砦であった弁天岬台場がほとんど壊滅状態となり,その救援に向かった新撰組副長の土方歳三(ひじかたとしぞう)が一本木関門(いっぽんぎかんもん)を入り,異国橋(いこくばし。現在の十字街電停付近)あたりで銃弾に撃たれて戦死することになりました。

土方歳三最期の地、は函館駅のすぐ近く。

 ……五稜郭、入っとらんじゃん。十字街で打たれてよろよろと終焉の地まで歩いたとしても、いずれにせよ五稜郭内には入れていない。多分、土方ガチ勢はみんな知っているのだろうから、それを踏まえて言わせているんだと思うけど。

 きんかむ時空での土方さんはあの中で戦ったんだろう。戦ったことにしよう。あんな1ページ抜きのかっこいい顔でほら吹かれてもやだ。

 

 白石が珍しくあわあわあたふたしている。金が絡んだらきがちがう、という性質なのかもしれない。あんた…博打向いてないよ。背中がすすけてるどころか、泥まみれじゃないか。

 ポーカーフェイスとは無縁の男・白石由竹。金が絡むと血相が変わっちゃうから…

 

 でも、みんなの「仮定」にいちいち勤勉に動くのはいっそ頼もしかった。井戸にすっぱだかで飛び込める思い切りがあるのはあんただけよ。

 

 私だったらねえ、やっぱりまずベタにど真ん中の五稜郭跡から探しますね…。兵糧庫には多少なにか残っているのか、残っているならそこはある程度人員を割いて抑えたい。杉元は戦いのセンスがあるセンスがあると折に触れて言われるが、城に先に入場したなら、その利を当然生かすんでしょうね… 籠城戦は攻め方の方が断然不利、って蒼天航路公孫瓚が言ってた。

 

 土方さんが一度目の戦いでどのようにして異国橋から五稜郭までたどり着いたのか、そもそも、そのあと惨敗する戦のことは知ってるのか? もちろん今回の「戦」は攻め方の鶴見さんたちも流石に多少小規模とはいえ、鯉登少将の艦隊を動かせる男ですよ鶴見は。アラモの砦みたいにならないといいけどね……

 

 

 

ピーマンの肉詰めを作りました

 3食自炊が当たり前になってきている。在宅仕事万歳。

 ピーマンの肉詰め、同居人が「食べたい」と二週間前ぐらいに言っていたのを思い出して作った。二週間のインターバルが空いてしまったけどまあ。

 

 蒸し焼きにするレシピで作ったら挽肉からものすごい量の油が出た。フライパンを傾けると、へりに三角形に油だまりができるレベル。

「肉汁」とかなんとか言って今までごまかされていたけれども、これは油だ。

 

 一度軽く捨ててからソースを作ればいいようなものだが、もったいなくてそんなことできない。合い挽き肉にされた牛と豚に申し訳ない。

 なんの縁もないとある牛と、とある豚が、勝手に混ぜられて挽かれている。

 牛は鹿児島あたりで育ったかもしれないし、豚はブラジルの豚だったかもしれない。

 いや、値段から考えるとせいぜい牛はアメリカ、豚はカナダというところだろう。北米大陸数百キロを隔てて混ざり合う牛と豚である。

 

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 合い挽き肉というか牛肉が久しぶりすぎて、元気になった。

 脂質のあすけん評価は気にしないことにした。

 

 

夏到来か?

 今日は暑かったらしい。

 道路に梅の実がころころ転がっている。ソメイヨシノには大したさくらんぼは成らないが、梅の木は実がなるのでありがたい。家に梅の木が生えていたら毎年楽しかろう、と思う。梅酒だろうが、梅干しだろうが思いのままに作れる。花も楽しめるし、実も食べられる。水戸藩は城内に梅の木を植え、初夏になったら梅を収穫したそうで、今でも偕楽園産の梅干しというのがお土産で売っていたりする。

 

 海外はさほどではないが、日本国内はわりと旅をしている。

 父親もまた旅好きで、小さい頃は帰省以外にもいろいろなところに連れて行ってもらった。「ドラえもん」の子供たちのコミュニティで「夏休みどこにいった?」という話題がステータスとなるのと同じように、私の友人同士でもまた、夏休みあけは「ございしょ」の話題がたけなわであった。

「ございしょ」っていうのはつまるところ、ご実家のこと——らしい。御在所。当時はまだ「本家に親戚一同が集まる」というような習慣が残っていて、友人などは夏休みは「御在所」に連れて行かれていることが多かったようである。

 もちろん両親どちらかの実家に帰ったりもよくしていたが、それ以外にもどこかしらに旅行に行っていたので、まあ余裕があったのだろう。高度経済成長期の一般的なサラリーマンであった。一度は父親が購入したワンボックスカーで名古屋から九州まで行く、という旅もした。旅の大半の時間が車の中だったので、退屈を紛らわすのが割と一苦労であったが。母もよくつきあったもんだ。

 ただ、そうしていろいろ連れ回してもらったおかげなのかどうか、旅好きな大人になった。今でも両親とは、毎年どこかしらに行っている。コロナ以降はひかえているものの。

 制県率を算出するというウェブアプリがあったので、いろいろ思い出しながら塗りつぶしてみた。

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 山口と宮崎は父のワンボックスカーで通過したと思しき県である。そのほかはだいたいどこかしらに宿をとっている。

 意外と踏破してるじゃんね、と思った。四国はあまり巡れていない。和歌山は… 行ったような気もするけど、行っていないような気もする。曖昧である。

 和歌山に行くなら高野山熊野古道は絶対行きたいだろうから、その記憶がないってことは、多分行ってないんだろう。

 自分一人で行ったところもままあるが(鳥取などは出張である)、家族旅行での踏破が多い。

あすけんその後

遅滞なく続いている。

たまに日記を書き忘れたり、飲み会で暴飲暴食したのをばっくれたりしているが、今のところつけてる時は100点を狙えるようになってきている。 

肉の量なんかは私の体重だとそれほど必死になって食べなくても問題はないようで、ご飯とお肉50グラムぐらい、あとは適当に野菜などを食べていれば、まず足りないとか多いとか言われることは無くなってきた。私は課金勢なのでコースも選び放題、食事ごとにアドバイスを見ながら調整とかもできるので余裕である。これはダイエットではなくステータス調整ゲームなので。全部登録してようやくわかるステータスなど、不安でしょうがない。調整しながら食材を足したり引いたりするのが醍醐味なのだ。ボディメイクコースというのにしているのでお肉も比較的食べられるし、最近は制限カロリーもほぼ習慣化してきた。

 三ヶ月ほどが経過し、初めの2ヶ月はするすると体重が落ちていったが、このところ停滞している。停滞している値はほぼほぼ大学時代の目方と同じぐらいだ。20代前半の体重を維持しているなんていうとすごいことみたいに聞こえそうだが、ここまでは割にあっけなくいった。運動はだいたい「基準値の二倍ぐらい」を目安に取り入れている。といってもグダグダ歩くのと、会社の行き帰りの自転車(片道20分)、気が向いたら走る程度の積み重ねで、最近はそれもちょっとサボり気味。

 そのせいの停滞…とも、多分言えない。私の肉体というのはこれぐらいの目方がいいと、自分で思っているような感じがする。事実体脂肪率のほうは一生変わらないんじゃないかと思っていたのに、最近じわじわと減りつつある。目標の22%にはまだすこしあるが、もうあと気持ち、少し。初期値からは2%ほどダウンしたのだから、同じ期間を費やせばいつかは、という気がする。

 筋トレの方がどうやったらいいのか今ひとつ見出せず、タンパク質はとっているもののうまいルーチンが見つからない。部屋の隅で埃をかぶっていた腹筋ローラーを引っ張り出してやってみたり、筋トレ動画を見ながら自重トレーニングをしてみたりしているが、どうもモチベーションが上がらない。そもそも仰向けに寝て上体を持ち上げる類の腹筋が全くできなくなっていて、愕然とした。まだローラーならなんとかなるので、あれでじわじわ鍛えていけばそのうちまたできるようになるだろうか。それと、プランクがキツすぎる。それならまだ、走ってた方が気持ちが良いし楽しいわい、となる。

 ところで有酸素運動無酸素運動の違いはどこにあるのだろうか。「息が切れるのが無酸素運動」とかどこかで見たのだが、ランニングだって立派に息が切れる。なんなら階段を登るだけでもしんどい。これは無酸素運動に入るのか? どうも違う気がする。だいたい「ランニングは有酸素運動」ってみんな言ってるじゃないか。なんかちょっと調べたら「ランニングも息が切れてきたら無酸素運動になってるんじゃないか」とか書いているウェブサイトがあった。なんだよ。

 人間が「痩せている方が美しい」という美意識を獲得したのはせいぜい100年前ぐらいだ、と山田五郎が言っていた。ということはダイエットにまつわる研究もせいぜい100年ぐらいの歴史しかないことになりはしないか。まだまだわかっていないことが多くても頷ける。痩せ型嗜好よりは筋肉への憧憬はそれよりも多少古いのではないかと思うが、筋肉に関する研究はどうなのだろう。

 それはともかく、思わぬ副産物もあった。献血で毎月のように血を抜いているので、血液検査の結果が毎月でる。あすけんで食事管理を始めてから有意に血中コレステロールの値が下がってほくほくである。もともと別に値に問題はなかったのだけど、低いに越したことはない。やったぜ。

 

 先日、帰省した際に母にもあすけんを教えたら、見事にハマったらしい。コレステロールの値を下げる薬を服用していた、と言っていたが、「こないだ検査したら下がってたの」とこれまたホクホクしていた。思わぬ方向で親孝行ができたような気がして、得意である。あすけんさまさまである。

 

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