日月星辰ブログ

Vive hodie.

夏到来か?

 今日は暑かったらしい。

 道路に梅の実がころころ転がっている。ソメイヨシノには大したさくらんぼは成らないが、梅の木は実がなるのでありがたい。家に梅の木が生えていたら毎年楽しかろう、と思う。梅酒だろうが、梅干しだろうが思いのままに作れる。花も楽しめるし、実も食べられる。水戸藩は城内に梅の木を植え、初夏になったら梅を収穫したそうで、今でも偕楽園産の梅干しというのがお土産で売っていたりする。

 

 海外はさほどではないが、日本国内はわりと旅をしている。

 父親もまた旅好きで、小さい頃は帰省以外にもいろいろなところに連れて行ってもらった。「ドラえもん」の子供たちのコミュニティで「夏休みどこにいった?」という話題がステータスとなるのと同じように、私の友人同士でもまた、夏休みあけは「ございしょ」の話題がたけなわであった。

「ございしょ」っていうのはつまるところ、ご実家のこと——らしい。御在所。当時はまだ「本家に親戚一同が集まる」というような習慣が残っていて、友人などは夏休みは「御在所」に連れて行かれていることが多かったようである。

 もちろん両親どちらかの実家に帰ったりもよくしていたが、それ以外にもどこかしらに旅行に行っていたので、まあ余裕があったのだろう。高度経済成長期の一般的なサラリーマンであった。一度は父親が購入したワンボックスカーで名古屋から九州まで行く、という旅もした。旅の大半の時間が車の中だったので、退屈を紛らわすのが割と一苦労であったが。母もよくつきあったもんだ。

 ただ、そうしていろいろ連れ回してもらったおかげなのかどうか、旅好きな大人になった。今でも両親とは、毎年どこかしらに行っている。コロナ以降はひかえているものの。

 制県率を算出するというウェブアプリがあったので、いろいろ思い出しながら塗りつぶしてみた。

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 山口と宮崎は父のワンボックスカーで通過したと思しき県である。そのほかはだいたいどこかしらに宿をとっている。

 意外と踏破してるじゃんね、と思った。四国はあまり巡れていない。和歌山は… 行ったような気もするけど、行っていないような気もする。曖昧である。

 和歌山に行くなら高野山熊野古道は絶対行きたいだろうから、その記憶がないってことは、多分行ってないんだろう。

 自分一人で行ったところもままあるが(鳥取などは出張である)、家族旅行での踏破が多い。