日月星辰ブログ

Vive hodie.

やっぱズーム会議はしんどい

以前はそれほど家で飲酒をしようと思わなかったが、なんとなく、自粛生活になってからはメリハリをつけようみたいな口実を設けて金曜日にちょっとだけ飲んでいる。

実際、テレワークで飲酒が増えた人が多いらしいが、毎日飲むわけじゃないからいいじゃないか。とは言え、できれば月一ぐらいに段階的に減らしたい。

 

 しかし今日はまあいいんだ。三ヶ月ごとに発売される推しまんがの発売日だから。

 とりあえず一通り最新刊に目を通した後、あー今回も面白かった、と思いながら一献を嗜んだってバチは当たらないと思う。

 まあ、先週土曜日もリモート飲み、してんたんですけどねー。

 ズームを会議で使うようになってから、リモート飲みが若干億劫になってしまった。やはりあれは、会議用のツールである。常になんらかの情報(バーバルノンバーバル問わず)を伝達することをなんだか知らんが要求されるような気がする。「なんか面白いこといえ」という圧を感じる。

 ミュートにして聞いてればいいじゃんね、という意見もあるかもしれない。が、それだと正直めちゃくちゃ退屈なんだよね。今日、初めてリモートで「戦略発表会」を聞いてみて思ったけど、普通に大会議室に集められて話をされるよりもしんどい。

 まだ、会議室の場合は、仮に会場がめちゃくちゃ広くて、聴衆の顔なんて一つ一つが米粒みたいでよく見えないとしても「誰かが前で喋っている」ところで伸びをしたり鼻をほじったりできない。が、ズームの場合はカメラとマイクをオフにしても参加は可能である。鼻をほじろうが伸びようがお菓子を食べようがバレない。人間の超感覚で実はバレてるのかもしれないが、まあ多分、バレてない。

 となると、急に精神がだれる。

 リモート飲みで、「今回はお話だけを聞かせていただいて大変楽しかったです」とご挨拶する場合もあるが、正直これはちょっと盛ってる、言い過ぎなんじゃないか、とふと立ち止まってしまう。鼻をほじっていたかもしれないし大あくびをしてたかもしれない。自分ならまあする。してしまう。そのくせリアルタイムで繋がっていると言う緊張感はあり、おトイレに立つのだっていそいそとなぜか急いでしまうから変な感じだ。カメラ映ってないんだからいいじゃんか、と思いながら、なんか知らんがいそいそしてしまう。

 寝落ちなんてリアルな飲み会では絶対にしないけど、寝落ちもリモートではままある。

 (もっとも「リアル飲み会寝落ち」は何人か実例をみたことがある。大概は年配男性であるが) 

 リアル飲み会で年配男性が寝落ちするのはすなわち「場に気を使ってない」からと言うところもあるだろう。目の前でどんな話が繰り広げられていようが、話半分にしか聞いていない。もっというと、くだらねーと思っている。じゃあなんで、頻繁に若者と連れ立って飲みに行くのか、その心理を推し量るにはまだ私には亀の甲が足りない。がまあ、目の前で人が喋っていれば飲み会だろうが会議だろうが、普通は退屈だなんて失礼だから感じられないのだ。人はどうあれ、私は。

 だから、気遣わなくていいズームの発表会は、正直言って退屈だった。話されてい内容は大変有意義である。でも、ソワソワしちゃう。一生懸命人が話しているのは同じなんだけど。

 オーケストラのライブだってそうだ。CDやテレビライブだと、途中で居眠りしたりトイレに立ったりしてしまうが、コンサート会場でそんなことをする人は(居眠りはたまに見るけど)いない。

 そういうところに翻弄されている自分を感じる時に、「ひょっとするとこれが旧世代ということなんじゃ…」と思ってしまう。

 まあ仕方がない、生年は確かに前世紀だしな。

 

今日のご飯。

 

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よなよなエールで「ゴールデンカムイ22巻」に祝杯をあげる。