日月星辰ブログ

Vive hodie.

北海道旅行2日目。

二日目も小樽を楽しみながら、ゆるっと札幌に移動、というのが概要です。

 

いろいろなことがあり過ぎたのでまたまとめるのに時間がかかりそうだけど、はじめに謝っとこう。

はじめの夜だからか、まあ飲み過ぎたからか、暖房もすごく効いてたからか、眠りが浅かった。

しかしまあ、6時ごろに起きて、昨日できなかった「再風呂」を楽しみました。

温泉宿の贅沢じゃないか。

 

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また朝ごはんがめっちゃくちゃ豪華でさ。

特にこのお重…

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そしてこの蒸しベーコンに、蒸しソーセージ。ひっくるめて蒸し加工肉。

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夜の様子だともう一組のお客がいるはずなのだが、まだ起きてこない。

たった一人で、めちゃくちゃ広いホールを贅沢に使う。

ホールの人も何くれとなく世話を焼いてくれ、まるでメイドさんでもいるお嬢様みたいな気持ちだ。

小樽は日本海側の海岸に当たるので、冬はスキーもできるらしいが、スキーをするには積雪がイマイチで、リフトも当然止まっている。今年は暖かくて積雪が遅い上に、あの地震のせいで、今頃はめっきりだそうだ。はっきりいってチャンスである。

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閑散期らしくフロントにも人がいない。めっちゃ静か。小樽から車で15分はかかる、という立地も、海外客を呼びにくい難点はあるかもしれないが、スキー場は目と鼻の先。

「時折、鹿が出ますよ」

とか言われた。熊も、ちょっとした後ろ姿なら目撃情報があるそうだ。ひー。

道東あたりで古い宿に泊まると、大概熊の剥製が飾られているものだが、そういえばここにはなかった。

猟師さんがいないと成り立たない土地…。

もっとも鹿は射殺まではされず、あーいるねーという感じなのだろう。

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10時出発の宿の車(送迎バスというにはただの6人乗りのバンだった)に乗せてもらって、小樽築港に戻る。途中、いそいそと道路を横切る変な動物を見たので、よく見たらキタキツネだった。

すげー!と盛り上がってたら、「あの狐はよく太ってますね」と運転手の女性に言われる。

たしかに毛並みがかなり立派だった。犬や猫と明らかに歩き方が違う。渡りきった道路の端っこで、キョトンとこちらを振り返っていた。

写真はないけどな。

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今日は事前に休館じゃないことを調べておいた、ここに行くのだ。

円、という貨幣単位がなぜ採用されたのか、にはじつは諸説があって、上海ルール採用説、外貨は全部丸かったから説、などなど(あと一個二個あった気がするけど忘れた)らしい。割と何も考えずに決まったみたい。少なくとも文書は残ってない。

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初の日本銀行券(つまり、今の紙幣の祖)は10円から…感覚的には10万円くらいの価値があるやつ。何枚発行されたんだよ。

はじめの頃のお札は、兌換券時代の名残か、縦長。

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西南戦争のせいで乱発。

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全く戦争は金がかかる。内戦いくない。

そんなことより、ゴールデンカムイの世界がそもそも成り立つ出来事がわかった。

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金本位制への移行。

政府が金を正式に集めだしたので、円への明確な交換が効くようになったってわけ。もし、金がただの貴金属だったら、わざわざ集めたりしない。ゴールドラッシュも、この制度を目をつけた山師たちが、続々と北海道に押し寄せたから起こったんだろう…と思う。

逆に言うと、当時の政府は金が喉から手が出るほど欲しいわけ。もちろん、個人が直で政府とやりとりすると言うよりは、多分だけど、民の両替屋がマージンを取ってやってたんだろう。それでもまあ、儲かったには違いない。

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だから「お金」であり、金庫なんである。

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あとは、当時北のウォール街と呼ばれる小樽の発展史とか、日銀の仕組みやアピールが展示されていた。普段日銀についてしみじみ考えたことがないので、ありがたい気持ちに…

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億単位でパレットに積まれた一万円札…  この姿ではまだ、「印刷物」と言う感がある。

日銀の倉庫にあるうちは彼らは金ではなく、各銀行に出荷された瞬間からお金になる、そうだ。

台車で運ばれていく映像も管内で見られるけど、完全にアレ。魚河岸のトロ箱みたい。

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日銀小樽支店の頃から使われていたカウンター。「当時のままのもの」を丁寧に残してるのほんとありがたい。

砂金を取った杉元がここに行こうと思ってたかどうかは分からない。

 

金融博物館を出たらまあいい時間だったので、私用を果たしたあと、夜に地札幌の友達と待ち合わせてまたARをゲットしにいくことにした。その前に宿にチェックイン。二泊お世話になる場所なので若干戦々恐々であった。何せ二泊で7000円とちょっとだったんだもん。

立地はすすきの。うぇー歌舞伎町のど真ん中に立ってるようなものかな??  と戦慄したが、それは間違いだった。

写真は後日追加したいが(なんか知らんけど一眼の方で撮ってる)、すすきのが近いから晩ご飯には困らないし、フロントはアロマを焚いてるのかいい匂いする。スタッフも丁寧だし周りはラブホばっかだけど、シティホテルとしてのホスピタリティは十分備えていた。

プライベート空間に入ると途端にアクスタで遊び出す。

それはそれとして。

サッポロビール博物館!である!

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ウシヤマサーン!

背広で柔道をやるのって何故こうもフェティシズムをくすぐるんだろうか。野田先生の描く男性はみんなセクシーで困る。

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チンポ先生にご案内頂いてる気分を味わえる。

 

展示、新しくなった?  なりましたよね?  一年ほど前に行った時とリニューアルしてる気がする。単に覚えてないだけだったりして。

確信は持てないが、これかな…

http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000021248/index.html

 

もう2年も前になるの…??

展示めっちゃじっくり見る派なのですが、今回軽く流して、ご飯に。

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しつこく牛山先生にご登場いただく。聖地ゆえにアクスタ出しにくいとか、あるじゃんね。

ジンギスカンをお腹が破けそうなほど食べた。

もうこんなことしないもんね、と、この時は思ってた気が、する。

 

へやにたどり着いたのは10時ごろだったと思うけど、楽しかったー。付き合ってくれたお友達ありがとう!

 

もちろん同好の士な訳で、ジャンルの話とかをした気がするけど、だいたい忘れてしまった。

二風谷がいかに行きにくいかについては彼女も力説しており、これが次の日の伏線になる。

 

おまけ。

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榎本武揚はたしかに貴族になったかも知らんが小樽でこんな愛され方をしてまっせ、土方さん。

まあ、土方さんも変な愛され方をしてる点については、引けを取らないか…