日月星辰ブログ

Vive hodie.

ジェネレーションギャップと都知事選 

ほとんど社員が会社にいる状態でZOOM会議が行われた。

正直なところ、木・金と休んだってかまわなかったのだが、若干の「今週のやり残し」と、この会議が楽しみでしょうがなくて、出てしまった。

会社にみんないるけど、狭い会議室で集まるのもなんなので、ということらしい。ワクワクしてしまう。

 各自の席から、あるいは会議室から、みんなバーチャル会議室にアクセスしてくる。そこここのパソコンからおなじ音がやまびこのように聞こえ、マイクはハウリング、デジタルリテラシーの混乱、そして衝撃の結末へ、という大変エキサイティングな会議であった。私のマイクがしつこくハウリングしてて、怒られたが、同じフロアでみんながズームしてるんだからしょうがないじゃんね。

 もう在宅にさせてくれ、と思ったとか思わなかったとか。

 

 今週は休みを挟んだのでだいぶん楽である。連絡関係も一個妙な面倒なものがある以外は至極平和で、し残しの入稿作業などをサクサクとこなしていたら、大学時代の友達で同業の人からお電話がかかってきた。詳細をかくと問題があるので、ざっくりと丸めると、「うちの若い者がすみません」というような話である。まあ、そういうことがあったわけ。事情を上に話したら不躾だということになり、案件は放置に至った。

 まあもう少し事情は複雑で、彼の部下は言ってみれば巻き込まれたに過ぎない。

 そういうような説明をして、ご面倒に巻き込んでしまって、と言っておいた。

 最近こういうことが割と多い。上層部の50代ぐらいの人々と、20代から30代の人々との間のコミュニケーションにおける倫理観がずれている。両方の言い分を丁寧に聞いてみると、ここがずれている、というがなんとなくわかる。50代は対面・礼儀・ウェットを重んじる。相当進歩的な向きであっても根本がなんとなく変わらない。おそらく、ほとんどの日本の企業のトップもそうなので、まだ「老害」と片付けてせせら笑うのは早い。まて。こういう人たちの心を掴んで転がさないでどうする若者たち。「従え」と言っているわけではない、理解し、うまく使え、というだけだ。ここでいたずらに老害とか言って罵ってしまっては何も生まれない。そんな傍若無人なことを言えるのはスタンドアロンの権力者だけだし、ある程度人から恨まれることを覚悟しなければならないし、口先ばかりで本当はそういう人だって人をうまく転がしてうまいことやっている。とかく上の悪口をいうと若者からはモテるが、悪口通りに振る舞うかというとそういう人間は狡猾なのでそうは振る舞わない。

 一方で20代30代は迅速・明晰・コストカットを尊ぶ気がする。特にコミュニケーションはメールでさくっと、という向きが多い。まあ、そういう人がメールだけで全てをちゃんと伝えられている人ばかりかどうかは知らない。私もどちらかというと早く迅速・明晰・コストカットの世界に行きたいなと思っているが、やっぱりメールや文章だけでちゃんと全てを伝えられるかどうかはあまり自信がないので、込み入った話になったら電話してしまう。

 そういえばホリエモンは電話死ねとか言ってたな、と思いながら、都知事選のポスターをみる。やべーやつと組んでいるなホリエモン。流石に頭大丈夫かと思ってしまうが、これも彼流の迅速明晰なのかもしれん、が到底同調はできないし、やっぱり頭おかしい、と思ってしまう。彼ほどの頭の回転の境地は到底窺い知ることもできないし、一度拘置所に入るまでの冒険を行った人間には、もう何も怖いものはないのかもしれない。特に世間体とかはどうでもいいのだろう。

 世を拗ねている、というのとも、清濁合わせのむ、というのとも少し違うような気もする。やけくそ、でもない。世間=正義ではない、というのが一度骨身までわかった人、なのかもしれない。あくまで想像だが。

 

今日のご飯。

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朝ごはんが一番綺麗に撮れている。

夜は晩酌にしてしまった。宮崎名物・鶏の炭火焼がコンビニで売っていたので買って食べた。 

あれ美味しいけど、見かけがちょっぴりバエない。