日月星辰ブログ

Vive hodie.

時間が有り余っていた頃の休日の過ごし方

大人になると、休日もこせこせしてしまう。

実は、土日問わずに毎日、六時半にアラームを鳴らしている。流石に土日は遅めに(7時半から九時までの間)までゴロゴロしている日も多いが、まるでマグロのように日常のリズムを崩さないようにしよう、としてしまう。実際、アラームのなる前に目が覚めたりもする。

 もっともだんだん、人生の時間に限りがあることが見えてくるお年頃なので、それ自体には別段異議はない。朝ごはんをちゃんと食べ、午前中にガッツリ掃除か洗濯をし、昼まで本を読むか文章を書き、昼ごはんを食べ、15時ごろにできれば昼寝をしてまた本を読み、楽器を練習し、晩ご飯を食べて遅くとも二時には寝る…という生活を割と数年、続けている。余暇はもっぱらTwitterをやっているので、さほど勤勉でもないがまあ怠惰でもない。

 20代の頃は本当にどうかしてるんじゃないかと思うほど毎日寝てばかりいた。下手をすると講義を寝過ごした。また友人たちと朝までだべったり、アニメを一晩中見続けたり、ゲームを一日中やったり、などといった休日を過ごしていた。私のサークルでもまあ夏合宿というものがあったが、合宿とは名ばかりでただのお泊まり会である。ゲームをし、麻雀をし、酒を飲み、吐くという3日間である。非生産的だ。

 今週末は「スポーツの日」などという国策休日だったため、こういう時間の贅沢な浪費にお友達に家に来てもらって、やることとなった。一昨日から昨日のことである。(7月24日、25日)

 

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 晩ご飯にはカレーということになっている。どこの世代までがキャンプで飯盒を使うのかは知らないが、まあキャンプといえばカレー、カレーといえば夏休みである。炊飯器でたいてガスコンロで調理ではあるが、こういう時にはカレーがもっともふさわしい。先日届いたゴールデンカムイコラボビールも飲んだ。ダラダラ喋ったり、ゲームをしているのを見たり、Amazonプライムでアニメを見たりした。アニメはテレビの連続者の任意の1話(美味しんぼ聖闘士星矢北斗の拳、地獄先生ぬーべー、ハクション大魔王(1969)、仮面ライダー電王というラインナップだ)の他に、大長編ドラえもんとか劇場版クレヨンしんちゃんとかを見た。クレヨンしんちゃんは今をときめく湯浅政明監督がその名を轟かせ始めた頃の作品群ということで、オタクの一般教養らしいが、私はアニメはあまり通らなかったオタクなので初見である。とても勉強になった。ヘンダーランドの大冒険はシナリオの伏線回収ぶりも良かったし、とりわけマカオとジョマの動きが美しかったし、雲黒斉の野望もシナリオやサイケデリックな色使いが素晴らしかった。もうひと頑張り、させていただきますよ、という感じが…。そりゃあ毎年みんな楽しみにするだろうし、毎年見るという大人も多そうな気がする。

 コナンとかも全くもって履修していないので、そのうちみたい。仕事でみろと言われたら憑かれたように見れるのだろうが、趣味での摂取にそこまで頑張れないところが、ことに趣味での己の体力のなさと教養の浅薄さに繋がっているような気がする。

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タコパレポーターヨチチ

 

 翌日はタコパである。お友達たちは絵を描いていたが、私はアニメばかり見ていた。ザ・非生産。まだ土曜日はお酒飲んでないだけ上出来。

金・土とそうした貴族のような生活を楽しんだ。付き合ってくれたお友達には感謝しかない。