部署での会議というものがしばらく実施されない。5月28日に「1日おきの当番制をどう割り振るか」を対面で会議したあとは、全員揃っての会議が行われていない。昨今はZOOMとか便利なものもあるけど、なぜか一度も使ったことはない。そのうち諦めて、部内会議もあれでやることになるかもしれないが、帰って全体会議のほうが先にZOOM化した。どうも、全体会議を仕切っている取締役が、ZOOMをすっかりお気に召したようである。
もともと、デジタル化に関心はあるが如何せん世代が世代で、よくわかってないけどなんかわかりたい、という距離感であらせられた人である。私もよく、iPhoneの使い方についていろいろ相談を受けたことがある。私だって、iPhoneそんなわかってないけど、なぜか使える人認定されていたのか、あるいはもっと使える人はいるけどあいつには聞きにくいからこいつでいいやなのか。とは言えああでもない、こうでもない、と言っていても辛抱強く聞いてくださっていた。まあ私も「そこから説明しなくてはダメか」と思いながらも辛抱して説明していた。なんとなくお互い辛抱しつつ、やりにくいながらもぎこちなく。小学生向けのラブコメじゃないんだから。
そういうスタンスで「デジタルデバイス」に近づこうとしていたイカロス取締役が、なんとか羽も解けずに空を飛ぶことができるようになったのが嬉しいらしく、ZOOM会議にハマっていらっしゃるようだ。使い方も、他のぎこちない諸氏（私も含め）よりもずっとこなれている。カメラへの距離の取り方、会議の進め方、マイクのオンオフ。話し方、私はどうも、ZOOMで感情的になるのがまだできないのだが、取締役は今日の会議で議論があらぬ方向に紛糾した際、実に巧みにイライラして見せた。電波にうまく、イライラ乗っけてきた。すげー、使いこなしていらっしゃる、と思った。電話ぐらいのこなれたデバイスなら相手を怒鳴りつけることも、声を弾ませることも令和の人間であれば容易にこなすが、ZOOMはまだちょっと。顔が写っているので、情報量は多いはずなのになぜか難しい。
いつもの会議と違って酷く疲れたのは、紛糾した議論のせいだけじゃないはずだ。あと５回もこなせば、参加者も皆怒鳴りあったりできるぐらい上達するかもしれない。カメラにちょっと近すぎるとか、ハウリングヤベーとか、そういうのもなく。
あまりカメラに近すぎると、普段よりブサイクに見えるのよねー、ZOOM…
今日のご飯
何ご飯かわからない。ラタトゥーユだけ作ろうと思って作ったが、フライパンの何かはありものを適当に炒めただけ。洋風で、フライパンでさくっとできて、食材の安い料理のレパートリーを増やしたい。
