なかなか大人になると自他共に「とほほ」なところを見せなくなる。
若い頃は割と無防備に弱点を晒したり、わがままを言ってみたり、約束をぶっちぎったり、酔っぱらったり、愚にもつかない怪気炎を吐いたり、大幅に待ち合わせに遅れたりしたものだが(一部今でもやっている)、大人になってからの友達にはなかなか愚痴とか晒しにくい。
向こうも心得たもので、お互いおすましして、なるべく相手に損はさせないように振る舞ってみてはいる。そういう友人関係は頼もしくもあり、居心地が良くもある。たまに、相手のとほほな面が見えたりした時に初めて、「この人のこと、わたしはどう思っていたのか」が露呈する——気がする。
そこでそれまでになれば、それまでのお付き合いだ。どんなにガタガタなダメ人間だということがわかってもなお、お友達でいようと思える人は、多分私自身がその人のことを本当に好きなんだろう、と思う。
お付き合いのリトマス試験紙に、この判断基準はいけるんじゃないか? Twitterなんかだとすぐ一般論で「こんな人からは速やかに離れましょう」とか流れてくるが、人間はそう単純にできてはいない。なにか客観的な事実があてはまるかどうか、とかで人を選ばないほうがよろしい。お惣菜のポテトサラダを買うことを憎んでいても、その他のところでけっこういいやつで、私は嫌いじゃない人なら、別にポテトサラダぐらい買わなくてもいい。
なにしろこれなら完全に主観だから角も立たんし。
まあ、それはそれとして。連休最後の日曜日は写真整理をした。ハマスタで撮った写真をいくつかピックアップ。いいやつを選んだというほどではないが、広島のベンチはよく撮れてたんじゃないだろうか。
なんとなーく絵が暗い気がする。カメラのせいか、メンテ不足のせいか、設定のせいかわからない。おいおい解決していこう…
母から送られてきた実家のお花の写真。