読了

最近読書力が弱まっているのか、いささか狭量になっているのか、たまに谷川流文体が訳分からなくなることがあります。「朝比奈みくるの憂鬱」に特に顕著に表れた。ただたんに眠かっただけかも知れませんが。

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

読了です。
推理ごっこ、映画撮影ってやっていることがまるで私が入っていたクラブのようで、眼が細まりました。もっとも、クラブで推理ごっこをやった記憶はございません。みんなで車座になって大富豪ならした記憶があります。推理ごっこやっていればSOS団だったのに残念。って大学生が高校生と張り合うのはみっともなかよ。

もとより私は文体については非常に狭量なので、そろそろながる文体について行かれなくなりましたまあオッサン。オバハンじゃなくてオッサンです。文体許容範囲がオッサン範囲だからです。そんなことはどうでも良い。うーん、ハルヒの歌のエピソードは伏線の匂いがぷんぷんします。いい話です。そしてみくるちゃん。やっとそれらしい事をしてくれよった。ところでハルヒってあったまいいんだからスットンキョーだけでなくもう少し賢しげなところが在っても良いと思うんだが。前作「雪山症候群」のオイラー云々のくだりで図らずも「わーハルヒ賢いかっこいい」と萌えた私はそうです、辛酸なめ子の言うところの女子校出身者。共学女子的な無意識の媚態がどうも苦手な負け犬系です。