日月星辰ブログ

Vive hodie.

閑話休題 はるひ

どっちもオタク的内容なので閑話も休題もございません。

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

なんというか原典主義もここに極まれり、まだアニメもへんなサイトもレビューすらろくすっぽ読んでおりません。本日海浜幕張の行き帰り、一冊あれば足りるだろうと思っていたら行きでネタ切れしちゃいました。あー次も持ってこればよかったと思ったものの、人混みに当てられてへとへとだったので寝てた。京葉線で寝てた。

さて。
前作の感想で「ハルヒももうちっとこう、賢しげになるべきだ」と書いたらそれに応えてくれるかのようにこのハルヒは賢しげでした。家庭教師とか、編集長とか、良い感じ良い感じ。わんこの話しは種明かし編がもう少しこう、という感じはしたものの、導入から地点探しまでの気の持たせ方に引き込まれました。ミステリ好きにしてみるとこれと同じ空気を霞流一先生曰く所の「バカミス」に感じるのですが、ハルヒシリーズはもしかするとジャンル的にはバカミスになるのかも知れません。謎がスットンキョーなところに通じる空気を感じますが、根幹はSFだからなあ…。古泉あたりはバカミスを指向したいんじゃないかと思います。
とこう、また古泉の変に気を持たせるアクションも、この「憤慨」が一番顕著だったように思いますが、私的には『陰謀』の彼がやたらに「あたしをみらいへ連れてって」ってねだっているのが可愛らしくもほほえましく思います。
ところでダブルパロ云々するのも行儀が悪いですが、「バロック」でダブルパロを思いついたので怖いもの知らずにもここに記しておきます。いや、べつに二次で創作というわけではなく、単なるネタです。むかーし書いた「謎の神速少年」と似たような遊びです。

●主人公asきょん →うっすらしか現状把握しないままのてんてこ舞いなんてそれらしい。
●角女as長門 →静かそうなところ。電波受信しているところ。
●天導天使asみくる →どうか…撃たないで… 結構中核にいるにもかかわらず何も知らされていないっぽいところなどそっくり。いやむしろイライザか。
●棺桶男as古泉くん →チュートリアルで腹黒い(つもり)。地獄ダンジョンにキョンを閉じこめるのが密かな夢。うすぐらい。
●上級天使asハルヒ →そりゃもう。「さあ、キョン、さっさと神を殺してくるのよ!」です。

 いかがか(といわれても)。

参考リンク
http://www.sting.co.jp/baroque/index.htm
…ていうか、PS2版ではどうも声がついているようですが、棺桶男の正面顔がこんなに笑える代物とは…。余計手を出せなくなってしまいました。