日月星辰ブログ

Vive hodie.

今日は逢魔が時だ

会社からの帰り道では、シンデレラを必死に朗読する男の子とその子をもの凄い悪魔のような剣幕で怒鳴りつける母親の声が、開け放たれたマンションのまどから漏れ聞こえて来る、その近くの路地には真っ黒なやけに人間臭い猫が物憂げな顔で座っている、電車に乗ったら乗ったでやけに痩せて奇妙な顔をした結構年老いた女が、目白駅で停車し扉の開いた瞬間電車の中から誰もいないホームに手を差し伸べる、始終何やら怪しげに呟いている、駅に降りたら降りたですれ違った男の人の左手の甲のみがまるで熊みたいに黒い毛がみっしり生えている、など奇妙なことばかりがどっさり起こった今日でした。さっさと帰って早く寝ることにします。