やはり200ページ強の本が限界であろうと。
ライトなミステリーかSFかファンタジーまでが限界であろうと。
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魔界都市ブルース「幻舞の章」
- 作者: 菊地秀行,小畑健
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/02/09
- メディア: 新書
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小畑先生が描くせつらいいとおもいます。
でもいちいち扉絵が美麗すぎ、「?」をかもした。「帰りて、後」の扉絵なんて、怒り狂うゴブリンの群れに見えるモノは商店街のおっちゃんおばちゃん。倒れている犬は飼い犬です。せつらたんをかばっている女の子はおっちゃんのランチャーから発射される瑠弾に身体張っています。なんだかすごくゴシックからかけ離れているのに、むりくりゴシックになっとる。
さてそんなことはともかく、内容はとっても夢あふれていて好み満点でした。こういう作品はどっぷりつかって一気に読み切るに限るようです。電車の中などでちまちま読んでいても作品世界に没入できない気がします。美しくよみがえったせつらとか、異形のおにゃのことか、動き回る腕とか、あべしと裂けるちんぴらなどの世界観は、ある程度の心構えと共に入門するべきものでした。
読み終わった後の高揚感はさすが、菊地先生という感じで、すかっと。気持ちが良かったのでこのまま睡眠してあしたもげんきに働こうと思います。
先生の作品はデトクシーな効果が有ると思います。