日月星辰ブログ

Vive hodie.

そろそろ交地ですね

すごく紆余曲折しながら仁科さんところの張遼受けアンソロジー「百花遼乱」寄稿文脱稿しました。9月からずっと同じことをやって、5度ほど書き直し、っていうか全ボツの原稿は二度と見ない主義なのですが、いろいろ書いたね。郭嘉書いたり、曹操書いたりしてさ、初めはやっぱり「関遼といえば千里行前後よね」とか安易な気分でやっていたところ、どうもしっくりこず。っていうか関羽ってほもなのか。ちがうんじゃないか。かりにゲイだとしても相手は劉備が妥当じゃないか? という己の中の思い込み・経年して硬化した油汚れのような固定概念との飽くなき戦いでした。自分で言っておきながら。 結局呂布軍時代に収めました。あの頃もちょくちょく面識があるのが面白い関羽張遼ですが、無双だとマップが狭いから、ある程度ファンタジックに「敵将同士が密会してた」みたいな大嘘もおおっぴらに書けますし、わたしのなかでの陳宮フィーバーもある程度目鼻を付けられた気分です。陳宮は絵に描いたような陰険さんになりました。一番よく動いてくれる。そのかわりと言ってはあれですが、外見の描写がほとんどできませんでしたので、「これ無双小説じゃないじゃん」っていうバッシングなら甘んじて受けます。外見描写… 張遼の兜みたいなあれも帽子なのか兜なのかわからないし、ああいうもんに帽子なんて日常の言葉を放り込みたくないし、一度演算がループに入るとシャットダウンまでノンストップです。 関羽ゲイ説については後に神格化されすぎる関羽が女性とのからみを否定された挙句関平は実子じゃない、みたいな病的な方向に発展したもの、と私の頭のなかではなっていますが(どこで読みかじったのか、忘れましたが陳舜臣かだれか、作家さんがそんなこと書いてたような気がします)、そういう関羽ならゲイかもしんないね! 関帝のばちが怖い。 とりあえず近年にしては納得の行くものになりました(主催者さまへの面目は死守しました 素敵すぎるアンソロなので自分の作品がダメな感じではいかんとおもったのです)ので、よろしければ読んでいただければ幸いです。TOPからも行けますがここにも貼っておこう。 http://rairai.chu.jp/ こちらの本は冬コミの発行とのこと、年越しのお供に最適… 楽しみ… 冬コミはその足で実家(いばらき)に帰ろうと思っていますので、真面目な話除夜の鐘で消えないぼんのうとなりそうです。 で、こうちの自分の原稿は今からやる。臧覇張遼と、フライングで陳宮ぼんをやろうと思うのだが、陳宮はなんか健全な感じにしちゃおうかな。史実に則ってきちんと書かれた作品「誰がために糸をくる」を読んでしまったので、もう史実系ではなにも書けないような気がしますが、まあ無双の陳宮は、あんな可愛げのある男子じゃない、とおもうんで。

ここに文章を書いていてもなんか音を吸い取る壁に向かってひとりごとをいうような気持ちになるのですが、前向きに考えて「王様の耳はロバの耳コーナー」だと思うことにする。ついったなんかのソーシャルであまり根暗なことを書いていると、カンジワルイからねえ。