ことしのシティは2日行くぜ! と言うわけで、3日は歴史・古典ねらいで出陣いたしました。相変わらずはがれんやなにかが強く、若いパワーで張り裂けそうに。もう歳ね。ガンダムとかね。シードはとみのよしゆき監督がやっているのでいいって本当ですか。
行きはiPodShuffleを聞きながら、帰りは三国志(吉川英治・4巻)を読みながら。関羽千里行のあとに官渡・烏そうの兵糧庫を焼くシーンが出て参りますが、徐晃の台詞が蒼天徐晃くさくてもえました。
(兵糧庫焼き討ちに大成功した徐晃を曹操が褒め称えるのに応えて)
「いや、自軍の腹がくちくなるわけでもございませんからな」
みたいなことをー! ぜった行間でがっはっはって笑っとる!
そんなわけで吉川英治徐晃はどちらかというと無双より蒼天徐晃のキャスティングで読んでいきたいところ!そうすればあの、曹操の赤い直垂をみんなで奪うシーンも何となく肯首できるやんちゃっぷりになります。きょちょとかと大人げなく取り合うの。かわええ。無双の徐晃はなんとなく、遠巻きにして苦笑していそうな。張遼を蒼天キャスティングにしてもなかなかよいです。つばを吐き散らして怒り狂う夏侯惇をいさめる張遼。わざわざ馬をとばして夏侯惇を止めに来る張遼。仲いいんだかよそよそしいんだか分からないぐらいの距離をぎこちなく保とうとがんばる関羽と張遼。例の直垂争奪戦の時も、なんか彼らしい、上手いことやりつつ微妙に逃しつつと言った感じだったような。
吉川三国志は何回読んでも何らかの発見があります。それだけぶん、忘れてるって事かも知れません。