日月星辰ブログ

Vive hodie.

就職・転職活動中における熱い指向性について(続)

「志望動機とか熱く語っておいて、就職した途端に『全日本もう帰りたい連盟』に加盟しちゃってる人」っていうのが世の中にいっぱいいて、東京の満員電車にはぶすくれた仏頂面があふれている。

だから、特に就職試験の現場に特化すると、「熱い指向性」はやっぱり相当数偽物じゃんね、という思いを禁じ得ない。

 そういう「腑に落ちなさ」をずっと抱えているのだけれど、この点においては若くて優秀な、もっと割り切っているひとが最近はたくさんいる。

単純に、体力とか気力の問題なのか、努力の問題なのか。

 

okite.hatenadiary.jp

この方みたいな清々しい真っ直ぐさを持って、綿密な戦略を建てて(就職するなら)会社を選んで、「百戦危うからず」っていうのなら、それに越したことはない。でも、これもね…。こういう完璧な指向性を持って、素晴らしい成績を収めながらもついには心や身体を病んでしまう人、というのもいるから難しい。

単なる戦略ミス? 自分の「兵站」を見誤った? そうかもしれない。一日が48時間だと思っていると早晩に干上がるように、自分の体力と気力には限度がある。ということを得てして、できる人ほど忘れてしまう。

かといって、自分のキャパシティを過小評価して、貪欲に物事を取り込むことを忘れても、薄っぺらい人間になってしまいそうで怖い。で、結構、そういうのって見ぬかれちゃうんですよね、おっさんとかには。

で結局小人は古の格言に帰り着くわけです。

 

過ぎたるは及ばざるが如し

 

けだし名言。