- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/28
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これみた。
キョンの素朴なかわいらしさにコレカー! と思いました。たまに横顔が憂いをおびとる。
あと、ハルヒの葛藤というか、憂鬱というかもとてもうまいこと表現されていた。「普通じゃつまらない!」という若者としてはめっぽう健全な思想を持ち、自分で何とかしてしまう主人公というのはなかなか実はさわやかじゃないか。
ハルヒの空回りな暴走気味が可愛らしい。思わず全編、眼を細めて見てしまった。おまえさんもいちねんもすればもうすこしもっとこう、…大人になるんだよ。まあハルヒちゃん、このころはこんなに可愛らしかったけどもねえ、みたいなシンセキのおばさんみたいな気持ちです。
●真面目な批評:細かいところですげえと思ったところ
・放課後の描写部分、運動部のSEやブラスバンド部の音階練習のSEが入っているところに職人伊達を感じた。
・日直が黒板を消す動作!
・ハルヒの髪をかき上げる動作。短いやつをななめうしろにこう、「ぺっ」とやるのがいい。
・キョンの動作:ハルヒを無意識に目で追う仕草の描写
・ハルヒがキョンを恐喝(?)するシーン、ネクタイを引っ張る動作と離す動作。ハルヒの動作には年相応のぞんざいさがあってカワイイですよ。
・せいゆうさんのアドリブ
・朝比奈さんのおどおどぶりは本当に関口くんみたいでびっくりした。なんか就職活動で100社受けたら95社断られそうで眼がほそまった。大人になりたいねえ。なりたいよねえ。
これは非常に丁寧に作られていますよ。アニメでファンが増えるにはこのクオリティならば非常によく分かる。