日月星辰ブログ

Vive hodie.

三国志3巻

 宮城谷三国志董卓も、ようやっと若い侠者から、ヤクザの大親分になってきました。董卓って結局、そういうことなの? 若い頃いなせな任侠が、年老いて老獪になって立派なやさまになるような感じで。怖いですよ。

 とにかくも弘農王の最後が意外とカッコよく、蒼天航路霊帝そっくりに描かれていたあれではミスキャストだと思いました。でもって、リカクシはやっぱり乱暴者で、下品で、蒼天航路のキャラデザインでいいのかもしれんと思いました。リカクシ同盟とか言ってるのに。
 リカクはあれでいいんですよ。多分郭艴も似たようなもんですけど。でもいいの。悪者どおし仲良くしてね。

 泰山の鮑氏兄弟が宮城谷三国志始まって初めて私に腐女子感情をもたらしてくれた。二人で掛け合うところがなんとなくいい。といっても下品な感じではなく。はんなりと。宮城谷なだけに。

 …いや。

 劉備関羽の主従関係をして「陋質な主従」と表現され、無常の萌えを提供してくださったのだった。あまりにスタンダードなあれでしたので、思わず失念。でもこの表現には付箋貼ってあります。陋質て…(そっとあつい目頭を押さえる)。