日月星辰ブログ

Vive hodie.

ぱちるのは「菜根譚」で本当にいいのか

 本日はA嬢と「キル・ビル vol.2」を朝一番の回で見に行きました。もう一ヶ月前封切の作品をいまごろ見に行くのですから、当然碌な映画館は期待できず、新宿の松竹会館のいちばんちっさいところで。
 あそこは席が44席しかない上に、椅子が階段状に配置されておらず、座ったが最後まず映画のした4分の一はみれないというしょんぼりさで、とどのつまり快適に映画を見るとしたら立ち見するしかないのですが、自分ら席に座らず、立ち見していたら途中から入ってきた女4人組がひそひそ煩いの何の。
 映画の中、例のパイ・メイ師匠が登場してはくすくす笑い、ブラック・マンバが生き埋めになってはひそひそなんか喋り、黙って見れないのなら後でDVD買いなさいというようなマナーの悪さには閉口しました。
 映画それ自体は今回も非常に良い出来で、細部にまでこだわりの見えるまさに「良い製品」とか言いたくなるようなもので、作品というよりは職人の手仕事による眼を見張るような「製品」という感じです。
 私は、ブラック・マンバの常用する時計が狂いの少ないという高級時計「ロレックス」なのと、結局修行したところで、みんなパイ・メイ師匠のように一撃にして板が割れるようになったわけじゃないというあたり、妙にしっくりと心に沁みました。それから、やはりビルはカッコよい。というかもろ好みの顔でした。くっそう…。