もうね、「小説をHTML化してUPするのそのものがめんどうくさい」とか言いたくもなりそうな昨今ですが、正直、pixvに作品をUPするのはさらさらゴメンだし、ブログを小説ツールとして活用するのもやだし、ということで、なんとか、簡単に小説ページをつくってくれるような自動ツールはないものかのう…… しかもきれいな体裁でさ、ちょっとかっこ良くてさ、と、そんなん自分でつくれよ、という贅沢で虫の良い願望を抱きながら、検索窓にこういれた。
同人 小説 サイト
そしたらこんな、なかなかに至言の粋を極めたページが第１位だった。中にはどうかなと思うものもあるけど。
http://sagisou.sakura.ne.jp/~sakuchin/kazumi/02/31.html
まあ、そろそろ時代遅れの感もある部分もありますが、私がまさに、サーチサイトなどを駆使して同人サイトをあさりまわっていたころのしょっぱい記憶がその他のすてきな記憶とともに、有象無象、わーっとよみがえってきて、……マドレーヌの香りかと思いました。そう、時まさに前世紀末。「永く生きた」と自慢できるほど長い人生じゃないものの、そろそろこうして、目を細めて懐かしがりたがる昔が出来始めるお年頃ではあります。細めた目尻には小じわ。
すっかり、「同人小説サイトを猿でも簡単にかっこよく作れるサイトもしくはツールのようなもの」は見つかりませんでしたので、しばらく目尻に皺を寄せつつ、とっくりと読みふけってしまった事をここに白状いたします。非生産的な。
そうして拍手ありがとうございました。そんなことをかくやつに限って、大して拍手をもらっていない、などとここで前述の至言を思い出さぬともよいわ。
善哉善哉。
