ジョルジュ・バタイユについて何も知らないので、とりあえず本を一冊読むことにした。
が、よりによって初めの一冊が「聖なる陰謀 アセファル資料集」なので、断片的にメモを残しながら読み進めつつ、じわじわと「バタイユ入門」とかそういうやつに手を伸ばしていこうと思っている。
人に見せるためのブログというよりも、日々のメモ書き。当然誤読も、わかんないところのメモだけにもなる。
「アセファル」… 無頭の人の意で、バタイユが企てた秘密結社。フランス。
モンジョワの古城と、雷に打たれた木、森。
森を彷徨って「出会う」という儀式が行われた。
バタイユはのちに、この秘密結社の件は俗にいう「黒歴史」認定をしている。
頭のない人間というのは、衆愚のことともとれる。
反ファシズム、反民主主義。
ニーチェ、フレイザー「金枝篇」、カイヨワ、アンドレ・ブルトン。
バタイユは新しい宗教を確立しようとしていたらしい。
「コントル・アタック」って何?
時代は一九三七年〜九年。ナチズムとスペイン・ファシスト政権の台頭が背景にある。
暗い時代だ。フランスとて例外ではない。ナチズム方向からも読解を進めないと全体像は見え無さそう。
登る崖の高さに「キングダム」の李信将軍のように呆然としてしまう。