日月星辰ブログ

Vive hodie.

深夜の会社に閉じ込められました

こりゃもう、愚痴を言うしか無いだろう、というような試練が降りかかってきた。

やるべきことがあって、やむを得ず残業していたら、気づいたら社内に一人になってしまった。

心細いからさっさと帰りたかったが、業務のきりのいいところまで…と思って進め、さて帰ろうと思ったら社員通用口が開かない。

ドアノブは回っている。鍵も開いている。なのに開かないのには理由があった。

数年前、「空き巣などの対策に」といって、うちの会社の通用口には、2つの鍵がついている。

ひとつは従来通りのサムターン錠。著名メーカーのもので、ドロボーさんにはちょろい系鍵かもしれない。

それがあまりに不用心だろう(他にももっと不用心なところは山ほどあるのですが)、ということで新たに導入されたのが、アナログパスコード入力式の鍵である。原理的には、自転車のチェーンキーを少し複雑にしただけに過ぎない、予め決めたコードに合わせて中のキーを調節しておくと、特定のパスコードを入力しなくては錠が回らない鍵になる、というあれ。駅の従業員出入り口などでちょくちょく見かけるあのタイプである。

しばらくはまあ、みんな朝ポチポチコードを入力して、会社に入っていたわけです。

今回壊れたのは、その入力式のキーでした。

扉はがっちり、ハマり込んでしまってびくともしない。普通にあけて帰ろうとしたらうんともすんとも言わないのでかなり焦りました。

 

ひとまず、鍵のことを知っている人に連絡を取ろう、と2件ほどに電話を掛けますが、まあ業務時間外だからでません。じゃあ、会社に一番近いところに住んでいる人に電話して、とりあえずも外から開けられるかどうかを試してもらおうと思っても、まあでない。

 

これはもしかして…、夜の会社に閉じ込められた、私?