日月星辰ブログ

Vive hodie.

昨日は池袋

ポケミスを6冊購入。ポケミス正式名称をハヤカワミステリ、表紙の下の方に「A HAYAKAWA POKET MYSTERY BOOK」と描かれているがゆえに通称ポケミスなのですが、なぜまた突然にばかすかと六冊も。しかもこれまた益体もない、別に絶版でも何でもないラインナップで。
 ●274番エラリー・クイーン「緋文字」
 ●427番ロス・マクドナルド「運命」
 ●473番エラリー・クイーン「十日間の不思議」
 ●888番イアン・フレミング「007シリーズ 黄金の銃を持つ男」
 ●937番リチャード・テルフェア「モンティ・ナッシュシリーズ コンプレックス作戦」
 ●1043番エラリー・クイーン「顔」
 っつうラインナップです。
 この秋は私的にポケミスブームが到来しそうな予感だったのでつい。
 ちなみに「緋文字」と「十日間の不思議」は既読のような気がしてなりません。

 これらのポケミスは池袋の名物臭い本屋さん「ここは古本屋です」と昭和の小僧らしき写真が言っていたり、「ここは古本屋です」と「あわれ彼女は娼婦」(という舞台? 詳しくない)のポスターが言っていたりするなかなかに奇異な本屋さんなのですが、ここの親父さんにミステリマニアだと看破されたのか(べつにマニアじゃない)、「連休明けまでに凶悪犯人を一人つかまえてよ」などというサービス・トークまで投げかけられ、辟易しながらも暖かい気分になって苦笑いをするというハプニングがあった。ミステリについては驚くほど詳しくないので、そのあたりは内の先輩連にでも依頼して欲しい、っていうか、ハルヒも言ってたけどミステリ研の連中に名探偵なんているはずもなく、なぜなら我らは鑑賞者であり、行動者でないからであって、仮に行動を起こしたとしても作家としてタイプライターのキーを打つか、もしくは評論家や編集者としてこれまで読んできた本の知識や磨いた感性を披瀝するぐらいのことなので、犯人は捕まえられませんすみません。
 名探偵というのはなにはとまれまず行動者でなくてはならぬ。