日月星辰ブログ

Vive hodie.

イカの塩辛と焼酎でちょっとした酒盛り

食べ物って、ものすごくうまく感じる時と、吐きたいほどまずく感じる時がそれぞれありませんか? ご飯一つとっても、「今日は死ぬほどうまかった」というときと、「ちょっとまずい」ってときがあるような気がします。

ご飯はそういうブレが少ない食材で、だからこそ主食に選ばれているように思いますが、癖の強い食べ物って、ほんとうに、「必要なときは心の底から美味しくて、いらない時はもう死ぬほどまずい」みたいな振れ幅が大きいように思います。

先日、衝動的に食べたくなって買ったイカの塩辛ですが、その、「衝動的にすごく食べたい」日にはそれほど美味しく感じられず、むしろ生臭さが鼻について鼻について、あー、しっぱいしたなこりゃ、と思ったものですが、今日おやつにちょいと食べたら死ぬほどうまかった。あの時ばっさりと捨ててしまわなくて本当によかったです。

※もっとも、「アルコール飲料でその臭みを洗いながら食べる」とだいたい万物行けるわけでして、アルコールの力は偉大だなと思う次第であります。誰もワイン無しでブルーチーズをバクバク食べないんじゃないか、ということなのでしょうか。

イカの塩辛なぞをなぜまた買ったのか、といえば、パスタにどうしても一度使ってみたいという野望があるわけでして、酒盗やら、からすみやらを使って間違いなくうまいのだから、きっと塩辛も行けるだろう、ということでレシピも検索して万全です。どうも私の本分は料理人なんじゃないか、などと思い始めている。こんな怠惰な料理人はあまりおりませんがね。

前世の話になったら、いつも「科挙に落ちた田舎者のゲイの中国の万年書生」ではないか、と答えるようにしていたのですが、さらにここに「料理人」が加わりそうです。