日月星辰ブログ

Vive hodie.

御無沙汰のわけ

しばらく御無沙汰しておりました。
12日金曜日は会社を1時間早く引けて文楽を見に行っておりました。半蔵門の国立劇場で。琵琶法師の語りに人形がついた、から徐々に進化していった文楽ですが、アレ面白いね。なにが面白いって、舞台の上には、当然ストーリーによってたくさん、お人形がいらっしゃるわけですよ。でも、西洋なんかのそれとちがって、糸で操る人形じゃないから、黒子と人形師はもちろん丸見え。人形師もメインの人は顔出しだから、人形の背後に都合3人のおじさまがいらっしゃるわけです。それが人形の数分。
 こないだ見たのは菅原伝授手習鑑の寺入り→寺子屋の段だったんだけれども(一度菅原は通しで見たいものだ…菅公…)、寺子屋の中で子供が4,5人居て、下手すると菅秀才居て松王の息子居て、寺子屋の奥さんいて、みたいに賑やかなんですよ。…×3人のおじさま…。
 なんか不思議な感じですよ。劇に没頭している分には、人形師さんの存在は全然気にならないんだけど、ふと我に返ると、…舞台の中にひしめくおじさまがた…。あはは。
 三味線弾きと太夫の関係はもえる、と思っていたら本当に萌えるらしいよ、という事を今回の観劇ツアーをセッティングしてくれた子の作った本を読んで知った。夫婦よりも濃いつながりですって。ンマー。
 早速いろいろ妄想してうはうはしたのだが(無論観劇後だよ)、その話はまた場所を改めて。

そうそう、なぜこうも御無沙汰になってしまったかと言いますとですね。今年はあたい、大掃除しようと思ってさ。
13日はその掃除にいそしんでおりました。もうこっからここまで、ごっそり捨ててやろう! みたいな意気込みで。
ハーイあっこです」っていう漫画(テレビ番組じゃないよ)が、昔の朝日新聞の巻末四コマ漫画にありましたけれども、たしかそのアッコさんのお母さんが私みたいなタイプで、どういうのかと言いますと、数年に一片、腹が立ったことがあると猛烈な勢いで片付けをするという…確かそんなキャラだった気がする。私は元の気質が散らかし屋だったのですが、もうそんな自分とはおさらばしてえ! と一念発起。一念発起した散らかし屋が果たして一夜で司令官…じゃなかったきれい好きになれるものですかねえ、と魏王あたりに聞いてみたい。

てなわけで本当に一日中掃除して、本をごっそり売って参りました。いろいろ、これは売っちゃいかんのじゃないか、と言う本までごっそり売ってしまった。中にはブックオフで買ったものをもう一度ブックオフに返しているかも知れない。
いまでもちょっと惜しいのは、中井英夫の「よもつへぐい」ですが、全集があるから良いかなと。全集はそりゃもう、ページが黒くなるぐらい、あわせがぼろぼろになるぐらい読み込んで、…もう売りには出せません。捨てるか、カンオケに入れて貰うかぐらいです。

そうして本日。
本日はデスね、少しいろいろ電脳関係にてこ入れをしようかと思うております。