日月星辰ブログ

Vive hodie.

見たよ!日本語吹き替え版

音楽と台詞のリズムがあってない! という驚きの事実に驚愕。そう…か…意外と私、台詞聞いてたんだ…。

いや、嫌でも聞かされてしまうほど、劇中で台詞の音声というのが大事な映画だったのだなあ、としみじみ感動しました。これほど吹き替え版が楽しめない映画もなかろうよ。ネイティブにとってはもっと、楽しいんだろうなあ…。

「Why so serious?」なんかもう。あの心地よいリズムじゃないと、まどろっこしくって。しかしそうだね、こういうぽんぽんぽん、っていうリズムを邦訳するなら、どうします? 「そのツラなんだ」ぐらいのほうがしっくり来るなあ。でもわけわかんない! どのツラだよ! ぎゃは! ってことになるね。それから、やっぱりヒースの唄うような台詞回しがすごく劇中の音楽と合っているのだなあ、ということを再認識しきり。無論ヒース=ジョーカーだけじゃなくて、アルフレッドの台詞も、デントの台詞も、レイチェルの台詞も音楽にぴったり会ってるんだこれが。すごい編集だな!
クリスチャン・ベールの台詞もあの唸るような、特にボイスエフェクトかけてない声がこれまた音楽にばっっちりあってる。やっぱり英語はリズムで、日本語は音節なのね。
まあ、日本語版で一番違和感がなかったのはアルフレッドでした。ゴードンの納谷さんも大概違和感なかった。でももう少し、声を荒らげているところに迫力が欲しい。ジョーカーは…うーん、やっぱりあのお方は神だったとしか…。

ちょっとええ! とおもったのが、デントがゴードンに対してすごくぞんざいなため口を聞いてるところです。そ、そんなニュアンスなの? もっと気さくかつ朗らかな感じがよかったよー。アレじゃあいやな上司だよ…。