日月星辰ブログ

Vive hodie.

フィクションの力

ということを最近よく考えます。精神的カンフルだったり、毒だったり、薬だったり。

Mさんの日記で「ついでに」読まれていた「あたし彼女」読んだよ。
書かれている哲学は大変健全で、まっとうで、安心しました。きっと恋空だろうがなんとかだろうが、同じなんでしょうさ。
少女達は存外に健全で、まだ真実だの愛だのを信じているように思います。盲目的に神を信ずるが如く。清らかだよ。うん。
そんなのおかしいし、みたいなこといってるこほど、ね。
案外三つ編み前髪ぱっつんの文学少女(などいやしないか)のほうが不健全でちゃらんぽらんで、捻くれていて背徳的なんじゃないか。中二病ってそこそこ優等生ほどかかりやすいんだよねえ。
あるいはフジョシなんかは、背徳的な輩ばかりで、…精神的にはずっと不健全ですよね。そもそも主体的に性愛を生きないというのは不健全だ! 甚だしい!(じぶんにむけて)

あたし彼女」は非常に力強いフィクション作品で、後書きに曰くところのように本当に実体験に基づくのかどうか、は知りませんが、あれを全くのフィクショナルな土壌から産み出すのは至難の業だとおもった。
みたいな。

まあ
サイコパスのお兄さんの
フィギュアを
ぽちっちゃうのとは
また
ちがう問題?
みたいな

(お兄さんじゃないだろう…とおもっちゃうなあ、私は)

…とねたをかいたらMさんには悪いけど、このリンクを私も日記に貼る。貼らざるを得ない。秀逸エントリー。
つか
わたしも
ぽちっちゃった
みたいな?

ポチっちゃった: 喪ゲ女

…でもこれ、
あんまり
似てない
文体


…って思わない?

フジョシの
語彙体系と
あんま
相性
よくない
みたいな

…しかし流行るだけあって、私はあの文体、イイと思います。
紙で組むんだったらそうですね、短歌集ぐらいのすかすかっぷりで、あの独特のタメのところとか贅沢に紙一枚使うんだよな、多分。
真ん中にどかーんと
『好きだよ』
とか書くんだぜー! わー!
でも買う立場だったら、騙された! って思いそうだ。
こんなに分厚いのに中身少ねえ! とかいって。