日月星辰ブログ

Vive hodie.

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

 映画版です。
 http://www.jojo-movie.com/

 ううん。それなりに期待して行ったので余計なのですが、やばいよ出来悪かったよ!(きっぱり)
 しかしまあ、確かに、ジョジョ第1部はあんな話しだったような気がしますが、アクションのスローモーションに使う秒数をストーリーに足して、てきぱきアクション、内容の濃いストーリー、にしたほうが宜しかったと思いました。まあ、ジョジョはあれです、うんちく部分がおいしいのであって、映画にしてしまうとそのあたりすべて消さざるを得ないので、映像化する時点でかなりの危険が伴うのかも知れません…が。

 あれだよなあ、血のメアリとか切り裂きジャックとか、波紋のそもそもの由来とか、ほのめかすだけだから知らずに見たらかなり怪しげで訳わかんない。知っていて見ると眠いアクションにあくびが出るし。どうしたものでしょうか。そもそも作画がそのあの、とかそのあたりでしょうか。
 原作ではあまりこだわられていなかった19世紀のロンドンらしい雰囲気は背景には出ていましたが、いかんせん4人以上の人間が同時に画面の中にいるシーンがなさ過ぎる! どういうことだ!(ゴンゾのアニメを見過ぎて、人がいっぱいうごめいているのが割と自分の中では標準になっているようです。…巌窟王のカーニバルのシーンとか、サムライセブンの人捜しのシーンとか、こまいところまで良く動いていたなあ…)
 実写にしろアニメにしろ、生命感があってわーってなっているのが映画だとやっぱりほしいです。画面に圧倒されたいわけですよ、こちらとしては。