(lubuの部屋・昼)
ト:大量のミスコピーを前に腕組みをする部屋主。コクヨのシュレッダーは黙って舞台中央。
部屋主:やっぱりこないだのヤマト運輸の書き損じ送付状をあれしたときか…
シュレッダー:…………
部屋主:それとも、大量の宛所の解らない往復葉書の時か…
シュレッダー:…………
ト:部屋主、おもむろにシュレッダーを掴み上げると、逆さまにし、受け皿を引っ張り出して中をのぞき込む。
部屋主:やっぱりなあ。すごく紙、詰まってるし。これを掃除しないことにはどうにだってならん。
ト:部屋主、いちど舞台袖から退場。再び袖より登場。手にヘアピンと定規、ドライバーセットを持っている。
部屋主:やっぱりこういう場合は、実力行使がいいだろうね。たったの普通紙2、3枚ですぐ紙詰まりを起こすようじゃ、もうシュレッダーとは言えないでしょう。
シュレッダー:………
部屋主:さてと。
ト:プラスドライバーを取り上げると、容赦なくシュレッダーを分解し出す。と言っても、ねじは受け皿部分と刃の部分を繋ぐ4カ所のみであるので、すぐに外れる。
部屋主:さてと。私の手にかかればこれぐらいの事。……どれどれ……ああ、やっぱり! 真ん中のセンサーの部分にすごく紙、詰まってますねえ。これは酷い。貴方きちんと歯磨き、してました?
シュレッダー:………
ト:部屋主、ドライバーセットからキリを取り出すと、シュレッダーの刃の真ん中部分にがっちり絡まっている紙くずをつついてみる。
部屋主:ありゃ、意外と堅い。堅すぎる。
がりがりがり。
部屋主:これは少々乱暴なことをしなければなるまい。
がりがり。
部屋主:お・とれたじゃないの。じゃあ少し刃を回して。
ぐりぐり。
シュレッダー:………
部屋主:さあ。これでできた。さて、元通りねじを……。さあできた。
ト:もとのとおり分解された胴体部分を繋がれたシュレッダー、舞台中央に戻される。
部屋主:さて、スイッチオン!
シュレッダー:………………チャリン
部屋主:……今の音、何さ?
ト、部屋主、受け皿を開けてみる。中には得体の知れない歯車のようなものが一つ落ちている。
部屋主、それをつまみ上げる。
部屋主:……はて、何だ? この部品は。
了
なんか乱暴したら歯車が取れました。しょうもねー。
大掃除つかれたー。午前中はシュレッダーと1時間格闘し、午後はひたすら洗濯をしてました。洗濯機もすごく汚れていたので、カビを擦り落としたり、洗濯槽をマイペットでごしごししたり。それからおもむろに洗濯。3回回してようやくすべて片付いた。いや、若干残ってます。ジーンズとかそのあたりが。もう乾すところないしな。