日月星辰ブログ

Vive hodie.

上野・国立科学博物館・「テレビゲームとデジタル科学展」

 自動計算機からPS2まで、さまざまなコンピュータが一同に会した、見ごたえのある展覧会でした。本邦初か世界初か忘れましたが、「バルーン」と言うゲームがアーケードゲームの祖、という話を、どこかのゲーム紹介テレビ番組で小耳にはさみ、それ以来それを鵜呑みに信じて生きてきましたが、本当のアーケードゲームの祖は、「pong」というゲームでしたわーいはずかしー。pongは今でもshockwaveとかで遊べそうな、玉をエアホッケーよろしく打ち合う単純なゲームですが、一夜でコイン入れが一杯になってしまうほどの売れ行きだったそうです。
 また、たった10MBのために作られた、直系が少なくとも120センチはありそうなディスクや、ビル・ゲイツが製作したと言う紙のテープに穴をあけたあれ(何かの祖のはずなのですが、正確なところは覚えていません、というところがなんだか)、初GUI搭載のアップルコンピュータなど、お話の中では知っていたけど実物は見たことがない、言わばもはや歴史的事物となってしまったほんの30年ほど前の機械たちをぐるぐる見て回りました。どれもこれも、アナクロなところがステキにかっこいい、何かの粋を集めて物を作るってすばらしいと思わせる機械ばかりでした。見に行く価値はありますが、子供が多めなのは仕方のないところでしょうか。子供よりも、30代から40代ぐらいのもとマイコン野郎こそ、涙をながすのではないか、と愚考いたしました。