日月星辰ブログ

Vive hodie.

大人買いは「モンテ・クリスト伯」

岩波文庫の「モンテ・クリスト伯」を大人買い。司祭いいよ司祭。「貴方のその教養はどこで?」「その身のこなし、さぞかし良家の出かと」「すべて牢獄で。」という感じで、もういちいち道具立てがかっこよく、わくわくします。三銃士もそうだったっけ。絶望を希望に、絶望を希望に。

さてやっと司祭があれするわけです。週末一気読み出来るように7巻全部買ってきました。なんか今更っぽくて恥ずかしかったです。少年少女じゃないんだから。
巌窟王とか、若きウェルテルとか、ゲーテとかデュマとかは十代のころに開けておくべき扉だなあとまた改めて思いました。で、十代の頃私は何を読んでいたかというと名作ならワイルドのサロメとか、漱石とか、芥川とか、読書全般で言えばびーえるとか、栗本薫とかだったわけですよ。十代の頃に古典を読んでおいた法がアドバンテージ高そうですが、駄目か、理解できなかったか。
司祭殿の教えは受験勉強ごときに文句を言っている受験生あたりに読ませてあげたいですが。ぜひ。いざというときに役に立つのは教養ですよということです。