うしゃしゃしゃ

ぐるりのこと (新潮文庫)

下の２作とは対極の件。

名前の字面からロハス女子＊スイーツな感じを想起してしまい、ぜんぜん素直に入っていけなかったが、プロフィールみて和みました。なんだ、うちの母と同じぐらいの女性の書いたもの、じゃん。
尖っているところがぜんぜんなくて、まあ要するに下の2作とは対極なわけです。書いている本人は真摯だし、いいんじゃない、の。

というか、安心できるし、共感できるけど、まさにテーマになっていた「境界を越える」思いがだからこそ得られなかった。私は。まったく考え方の違う人の書いた本を読むときの、持ってかれる感じが。
しかしまあ、本を読むときはなんとなく自分の言葉に言い直して読んでいるはずで、誰しも、つまりは結局、本当に著者の気持ちになるには入念な読み込みが必要なわけで、それほど読み込んでないから何も言う資格はないです。もう寝る。