日月星辰ブログ

Vive hodie.

「檄を飛ばす」誤用なんと七割。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000160-kyodo-ent

 「げきを飛ばす」「姑息(こそく)」「ぶぜん」について、70%前後の人が本来の意味とは異なる意味で理解していることが29日、文化庁の日本語に関する世論調査で分かった。本来の表現ではない「的を得る」「押しも押されぬ」を誤って使っている人も半数を超え、慣用句などの誤用が広がっている。
 既に一部の辞書は、本来とは違う意味も掲載しており(編注:それ、どうなの? それ、どうなの!?)、文化庁は「違う意味や表現が定着しつつあるのかどうか注目したい」としている。
 調査は1−2月に16歳以上の男女計3000人を対象に実施、74%が回答した。
 語句の意味の理解では、「げきを飛ばす」について、本来の「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」とした人は15%にとどまり、「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」が74%に達した。

 信じ難し! 三国志好きとして・蒼天萌えらーとして、赦すまじ、現代日本!
 「自分の」考えを広く知らしめて同意を求める、と言う意味かどうかに関しては、ちょっと疑問が。そもそもさー、檄を飛ばすのって偉い人だけに認められていることなんじゃないのー? と小市民的に思うなり。曹操の檄とか、皇帝の檄とか、袁紹の檄とかはありだが、阿Qの檄はありえない、とかそんな感じ。
 特に漢文から生まれた慣用句は、本来の意味を大切にしてほしい。漢文萌えらーとしては。
 とかって、「萌えらー」とか言ってる時点で、日本語を大切にしよう委員会除名処分だろうに。