行った日:2022/08/20
とても暑くて汗がダラダラ流れるような日だった。朝小雨、昼からは止んだ。傘があって正解。
ゴールデンカムイ展が全国巡回中である。7月9日から9月11日までは京都。その次は福岡、北海道凱旋も予定とのこと。
もちろん「展」自体は東京で開催中にも行きました。行きましたが、京都文化博物館でやるやつもみたいじゃんね。
とはいえ具体的に行動に起こしたわけではなく、なんとなくもだもだしていたら、お友達からチケットを振り分けてもらった。一緒にいく予定にしていた人がコロナで来れなくなっちゃったそうである。恐るべしコロナ。
そんなわけで久しぶりに京都へ。今回は下手にケチらずに行きも帰りも新幹線で楽めに行った…はずだが、家を出たのはなぜか四時代だった気がする。始発を狙った。
東京で開催された際には小さめの画廊っぽい場所だったのだが、京都文化博物館の企画展示室はいかにも「展覧会」という感じのでかいところである。東京の展示は通路をわりと狭めに取って、物語の中に「入る」かのような、洞窟めいた作りになっており、登場人物紹介も、囚人紹介も「通路」めいた見せ方になっていた。それがまたフィクションの中に入っていくような演出でよかった。
文化博物館ではそういう感じではなく、割と「ごあいさつ」からガバッと大きい場所にパネルで展示されていく感じ。東京開催の時に鶴見中尉の軍服が「鶴見中尉の軍服」として飾ってあるのをみたダレカサンが、「歴史的資料の実物展示にけしからん」とか言っていたが、そんなもんよっぽどの夢見る夢子ちゃんでもなければ間違いようがない。アホか——という苦々しい記憶が蘇る。Twitterを徘徊していると時折、日常で暮らしていたら絶対会わないような尖った人間が渋谷の往来のど真ん中で過激なことを言っているかのような場面に遭遇することがある。そういう人は渋谷の往来を歩く時にしっかり口を閉じてお行儀よく歩けているのだろうか。あんなところでまずいことでも口にしようものならチャラいナンパ師に掻っ攫われていきそうな気がする。
私たちが行ったのは土曜日だったせいもあってか、親子連れも結構見かけた。子供の方が「かの人物は実在か否か?」で悩む様子もなかった。ただ元気にはしゃいで、隙あらば親の腕を脱獄して駆け出そうとしていた。まあそれぐらい床面積に余裕がある。小脱獄王がそういう野心を抱いてしまうぐらいには、ある。
展示は一度見たものなのに、ついじっくり味わってしまい、物販もついまた買ってしまい(東京では売り切れていた鮭とばと脳みそマシュマロ(って書くだけだと何事だとなりそうだが、papbubble謹製のいちご味(正確にはミックスベリー味)・脳幹の部分はゼリー、という感じのものである。脳幹とか書くな)、入浴剤などを買った。
その後、お友達が古本屋さんを開いているというので、せっかくだからお邪魔しよう、と閉店中にも関わらず押しかけた。ならまち工房IIにある古本屋さんを今年開いたそうである。
読書ノートなど「読書モチベーション」をアップさせるアイテムなども売っていて、とてもよい感じだった。「屋号がある」「店を出す」っていいなあ。
【百冊読書帖】慶河堂オリジナルの読書感想ノートです。B6リングノート/204p/100冊分の読書感想が書けます。本体価格税抜き1200円。送料180円です。
— 慶河堂 (@keigadou) 2021年4月16日
ご希望の方いらっしゃいましたら、DMもしくはメール(keigadou@gmail.com)までお問い合わせください。
リングにペンをさして持ち歩くこともできます。 pic.twitter.com/NX1QbY5bEx
隣近所のお店も素敵なところばかり。ならまち工房というプロジェクト自体が、昔の建物をリニューアルして、若い作家やお店などを招いて街を活性化しよう…という感じのような気がする。
奈良そのものの古都ゆえの引力や、ゆかしげな街角とよくあっている。
おたくにはお馴染みのカフェオリオンさんもならまち在とのことで、友達からあれこれ裏話も聞いたりした。
赤ブーのイベントなどで美味しそうで買ったことがあります。また買おう。
せっかくだから東大寺にもお参りした。
またいくね!