日月星辰ブログ

Vive hodie.

カレー

ラーメンとカレーは日本人が絶対に好きな料理だ、と聞いたことがあるが、私は正直カレーはあまり好きじゃない。一人暮らし歴は長いが、カレーを好んで作り始めたのはつい最近のことである。

 レシピもあれこれ渡り歩いた。陸自や海自の公開している「自衛隊カレー」は両方とも作ってみたが、今ひとつ。結局材料煮込んでルーをとかすのは同じ、せいぜいいい肉を使うか、またはチョコレートを入れてみたりニンニクを入れてみたり、と言うスパイスの部分で工夫を凝らすだけだ、と思っていた。

 そんなところにこのレシピに出会ってからと言うもの、これでしか作っていない。

 https://my-kaji.com/resipe-curry/

 

 自信に満ちたそのタイトルに違わず、本当に美味しい。実際にあったこともないすばる先生に勝手に私淑してしまう。昔はブログのレイアウトももう少し自家製っぽかった気がする。ブログが移行した際に先生のところに多くの問い合わせが入ったそうだ。然もありなん。まあGoogleで検索すれば一発で見つかるけども。

 

 ほんまうまい。手間はかかるけど、そこが休日の料理の感じもして大好きである。土曜日とかに作りたいが、今日はリクエストがあったのでイレギュラーに火曜カレーとなった。

 在宅勤務だったから、煮込み料理にはうってつけである。

 でも、カレーは特にルーを入れてからの10分は決して鍋を離れてはいけない。

 できれば絶えず鍋底をかき混ぜながら、水差しを片手に無心にカレーと向き合うべきだ。

 さもなければ底が焦げる。

 ズボラな人間は大概ここで失敗する。私はここで何度もやらかした。たったの10分、ひたむきにカレーに向き合うか、向き合わないか。これで全てが決まってしまう、と言うことに最近になってやっと気づいた。

 なのでその前の20分の煮込みでちょいとメールの一本を送っても、この10分は決して他のことに気を向けてはならない。

 テキストに書いてないコツがあるとすれば、そこかもしれない。レシピにも書いておくべきだ、と思う。料理人にはカレーの鍋を火にかけたままコンロを離れるなど、言語道断、考えも及ばないのだろうか。

 

 何はともあれ、今回は成功した。焦げ付きもなかった。洗い物も楽だった。10分間、魔女のように鍋をかき混ぜ続けて良かった。

 

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写真は自然光で、と言うのもあまりに基本すぎてプロがわざわざ書かないコツの一つであろう。

 今回はカレーだったので時間がかかってしまい、できた頃には日が暮れていた。無念。

 

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代わりに朝、外でとった写真を載せておく。