日月星辰ブログ

Vive hodie.

久しぶりに、良い夢を見た。

良い夢と言っても、心地よい夢ではなく、愉快な夢、のほうでした。

映画を見てるんです。なぜか織田裕二が主演の。アマルフィではありませんでした。サスペンスというかスパイというか、007っぽいものでした。しかも映画館じゃなくて、家のテレビで見ています。金曜ロードショーと思われます。

まったく知らない作品なんだけど、よほど面白いらしくって、さながら去年の夏、初めて新宿ピカデリーでダークナイトを見た私のように、ブラウン管(ではないが)にかぶりつきで見ていました。おー、邦画もここまで来たか…! とか、織田裕二ってすげー演技上手いんだなー、とか。どうせそう言う感想を持つのならご本人が本当に主演している映画でも見ればよいのですが、アマルフィは見ていないです。それどころか、なぜ織田裕二なのか皆目見当がつかん…。隠れファンなのか? 普段はほとんど意識の表層にも上がってこない役者であります。まあ、記憶のどこかにアマルフィインプリンティングされていたんだろうな(夢も希望もない)。

そうですなあ、話としては、高村薫の小説を、ものすごーく近年のハリウッドの若手監督っぽい精緻さで映像化した、見たいな感じでした。スパイ物っぽいんだけど、敵対勢力が4つぐらいあって、絡み入り乱れていて、それぞれにバックストーリーがちゃんとあって、みたいな感じでした。織田裕二はなんか、命を狙われているヒロインの父親みたいな立ち位置だったように思いますがなにぶん夢なのでハッキリは思い出せない…なぜ織田裕二なのか、というのをさきほどからくどくどと悩んでいたのですがこれはアレじゃないか。ワンピースの所為じゃないか。

いや、冗談でなく、尾田栄一郎織田裕二にドラスティックに変換され、敵対勢力の精緻な絡みなんかはこないだ買った新刊の内容そのまんまだし、救出劇だったし、これはそうだ、きっとそうだ。ワンピだ。わー私すげえな! なんでそうなるのさ!

脳みそって怖いですね。たまに素面じゃ考えられないようなだじゃれを、夢の中とはいえ平気に行うんだから。我が脳みそながら怖い。