日月星辰ブログ

Vive hodie.

LAレポート

何かから逃れるように、反芻。

レイトショーのダークナイトをみた我ら。ぽわぽわするのもつかの間、また新たな問題に直面。
「どうやって帰りましょうか…ね……」

深夜の事で、電車などない、バスもない。タクシーと言うことになるが、流しのタクシーなんているわきゃない。

映画館のスタッフに、たどたどしく聞いてみても、呼んでくれない。呼んでくれたらチップ渡すぜ、メーン? という意気込みも空しく。
「外のタクシープールにいきゃ何台かとまってるぜ」
という言葉に従い、取り敢えずマートの前のタクシープールに行く我ら。

あの…タクシーなんて一大もとまってませんが…。
地元の人はマイカーで来るのを基本としているようです。タクシー?なにそれ美味しいの?

途方に暮れていたら、駐車場の車だしのために張っている深夜スタッフを発見。べそを欠かんばかりにタクシーを頼みます。これはおともだち。
Could you call a taxi for us, please?
ダークナイトでジョーカーさんも使っていたcould you構文を駆使するおともだち。(…注:スクリプトで確認したらちがってた…あれ? スクリプト上:Just give me a second. 俺らの妄想:Could you give me a second? 敢えて丁寧に言うジョーカーさんもえーとか言った! のに! …さらに追記:やはり俺らは正しかった。さっきDVDで確認したら、ちゃんと、Could you please give me〜 って言うとった。Could you please って…。「もうちょっとお時間下さいませんかね」みたいな! うひーもえー)
…ぜんぜんSure,てなもんです。やったー!

無事(でもないが)ダウンタウンに帰り着く我ら。タクシーの運ちゃんは「フリーウェイから行った方が近いぞー」と、カーナビを駆使してフリーウェイへ。気さくな人だったし、メーターをじろじろ気にしていたら、「ああ、ごめんごめん、メーターつけるねー」とちゃんとつけた。うむ。ならばよし。

でもわれら、「旅行者だから道わからんのよ」と正直に言いすぎる。でも運ちゃんちゃんと頑張ってくれた。「俺もダウンタウンには行かないからわかんないんだよね」と不安にさせつつ「でもカーナビあるよ」と。よ、よろしくたのむす!

結局、41ドルぐらいで無事に行けたから、まあ悪くないんじゃないだろうか。多少騙されてたって良いさ。ありがとう運ちゃん。

チップは深夜だしということで多少はずみました。それよりも信号待ちをしていた時に、窓硝子をとんとんして「おめぐみを」って言ってくるホームレスの人にびびった。そしてそれに何の気ナシに小銭をおめぐみする運ちゃんにびっくらした。そっかー。おめぐみが成立する国だな。日本じゃこれは無理だろうな…。

深夜の出来事で写真はありません。取っておけばよかった…。

つづく