日月星辰ブログ

Vive hodie.

もうおなじみになりつつある

張遼」第3章。

官渡の戦い、と言うだけあって、官渡盛りだくさん。なんだか蒼天航路だと李典あたりが怒髪天を突きそうな。


蒼天航路」でも屈指の名場面、官渡の戦いです。その前は関羽千里公で、一粒で二度美味しい。
張遼帰順時の関羽の立場の曖昧さが、ここに来て割と理性的に語られています。曹操を必要以上に悪者に書かないと、関羽あたりから心が揺らぎ出すようです。なんで自分は、曹操じゃなくて劉備についているんだろう、なんて根本の悩みを吐露する関羽。…ええー! 根底が覆される! このどっきりびっくりは確かに、蒼天航路読んだときももくもく不安に感じたけど、この本の曹操様、マジで大人物なのでなおさら危ういです。関羽ぴーんち! っていうか、劉備様ぴんち。

まあ、関羽は何より義の人なので、なんか釈然としないまでも劉備様の元へお帰りになります。無事に。ただ張遼がそこでなぜ「自分も桃園に一緒にいたらよかったのになー」なんてこというの! め! 貴方には臧覇曹操様がいるでしょ! め!

………めはあなたです。

しまったネットジャーゴン腐女子ネタはやめるんじゃなかったのかしら。しかもこんな誰にも通じないかんじの…。
せめて「郭嘉」と言うべきです。

さてその郭嘉、すごいですよ。水晶玉をすかして劉表の寿命を占いやがります。あっこれは4章ネタだった。まあいいや。とにかく郭嘉がソッチ系のすぴりちゃる天才になってしまっています。あの人は論理の鬼じゃなかったのか。ちがうのか。てっきり理系だと思っていたら精神系だったみたいな。えー。

もっとアレなのは張遼です。せいぜい文系社会学系だと思っていたら貴方、理系でしたよ。「蒼天航路」だと李典が持って行く美味しいところを持っていきおりました。この! 憎い男! 私の脳内では李典たんがハンカチの端を噛み締めてきい! と言っています。
袁紹の最終兵器を壊す兵器の開発、使用を指揮する張遼。李典たん…。

せいぜい私の頭の中の脳内フローラで張遼の頭をぽかぽか殴ると良い。総司令だからってイイトコロ持っていきおって! このこのう!

閑話休題

官渡は本当に、見せ場ですね。すごく棒読みな感じのまとめですけど、本当にかっこいいです。張遼ばっかり。