日月星辰ブログ

Vive hodie.

チャーリーとチョコレート工場

DVD借りてみた。

ティム・バートン、ものすごく映画が好きなんだなあ…としみじみ思いました。


映画とウォンカさんのめちゃうまチョコレートは似ている。テレビくんが「時間の無駄」とか言ってたり、みんなに「なんで?」「どうしてそうするの?」となじられたり、すごく意図的にかぶせてきてる。すべてのクリエイターはウォンカさんの苦悩に共感するだろうし、あの取るに足りない子供達の一言一言にシーツをかんで悔しがる。おそらく。

原作がー、とかそう言うのは置いておいて、純粋にこの作品、良いです。原作は原作でもう少し明るいというか、もう少し、「夢のような実業家」テイストが強かったような気がするんだけども、こっちのウォンカさんはウォンカさんで、随所随所にティム・バートンのブラックな皮肉がまぶされていました。だじゃれ好きだし。自分の工場に引きこもってしまったウォンカさんは、実は得意げに「処刑」していった子供達とさしてかわらない見かけは大人中身は子供で、だから最後のシーンのカタルシスは…たとえようがない。

ていうか、クライマックスシーンでもえない人っているの? っていう。

これも脚本、すごく良かった。明確で、明瞭で、無駄がなく、素敵。ウォンカさんのコミカルなパラノイアっぷりをすごく良い感じで描いてました。ていうか、やっぱりジョニー・デップいいな!
敢えてモンスターチャイルド達に可愛い子供をキャスティングしてくるところ何かもうもう…! 私は顔の系統ではブルーベリーちゃんが好きです。気が強そう…。猫みたい…。太ってるドイツ人も可愛いんだこれが。肌のノイズがまったくなくて、つやっつや。
もちろんチャーリーはがちで可愛いのだが…それよりも同伴のおじいちゃんがすげえかわいいです。
これも見ておくべきだった…これから映画は映画館で見ることにする…。


…ちなみにこれのウォンカさん、吹き替え藤原啓治だって…。……うん、なるほど分かった…。