日月星辰ブログ

Vive hodie.

ごんた先生のインタビュー

今日ひょろっと本屋に立ち寄ったら、こんな本があった。

『贈りもの 〜漫画家4人からぼくらへ〜』

インタビュアーは金 益見さん。4人の漫画家さんのなかにごんた先生が入ってたから買いました。うほー! たまには本屋も寄るもんだね!

金さんという方は写真を拝見すると見目麗しい女性で、在日コリアン3世、人間文化学博士とのこと。学術っぽいお堅い系かなーとおもって前の著書をみると、「ラブホテル進化論」とか、ちょっと性愛系のやわらかい文化にもお詳しい方のようである。インタビューに望む姿勢とか、わたしもたまに似たようなしごとをしなくもないので、「わかるわかる」と思ってしまいました。このひとほどやれてないなあ、と思うとともに、身につまされ、共感させていただいたところもあった。そんなところも得したね。

ごんた先生に関するページも、なかなか良かったす。極厚にも収録されてる魚武氏のインタビューがあまりにうまく行き過ぎててぷれっしゃー…… とかわかるわかる……。

まあ、最近はごんた先生も雑誌などのメディアに露出されているので、「しらべてもぜんぜん出てこない」とか「既存のメディアにヒントがない」っていう状況でもなくなりましたけどね。というわけで惜しむらくは、書いてあるネタにちょっと新味がなくなってしまっているところかしら。あっでも、私も全部追いかけてるわけじゃないからわかんないけど、「郭嘉の目は中田英寿の目」っていうのはへーとおもった(いや、どっかで聞いたことがあったような気もするぞ)。

前にNHKで、超能力や天才的な知覚を科学的に分析する、っていうおもしろい番組がやっていて、そこでもたしか、サッカー日本代表のどなたかが出演し、「有能なでフェンダーの目の動き」というのを科学的に分析するという企画をやっていましたが、彼はこういってたのね。「ぼくは、視界の一点をじっとみずに、なんとなくぼやーっと全体見てる」みたいな。あー。郭嘉のあれもそれか、と。

あと、インタビュアーの方の選んでくる名台詞やコマがなかなか「おーそこかー!」と感動するところばかりで、こういうふうにインタビューできるようにおれもがんばるぞと思いました。

「絵に軸足を」とこの本でもおっしゃっているごんた先生の次回作、またすごいだろうなー。たのしみです。