日月星辰ブログ

Vive hodie.

たびにっき 京都と奈良

行った日:2022/08/20 とても暑くて汗がダラダラ流れるような日だった。朝小雨、昼からは止んだ。傘があって正解。 ゴールデンカムイ展が全国巡回中である。7月9日から9月11日までは京都。その次は福岡、北海道凱旋も予定とのこと。 www.bunpaku.or.jp もち…

お酒感想:西池袋マート「スナーク リキッドワークス」のビールについて

9月4日に友人とクラフトビール屋さんに行きました。 snarkliquidworks.com 要町にはほかにも「コーヒー豆 優」というお気に入りのお店があります。 www.coffeemame-you.jp ここのコーヒー豆は以前、帰省するたびに母にお土産で買って行っていた。買ってその…

読書感想 辻真先「馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ」

8月は駆け込みで6冊。9月月初は軽めのミステリから。 辻真先の健筆は健在で、先日やっていた「ルパン三世」でもシナリオを担当されるなどもはや驚異的なのだが、昔アニメ作品の第一話といえば大体辻真先脚本、遡ればNHKのテレビ部門の創成期のスタッフだっ…

読書感想 永倉新八「新撰組顛末記」

永倉新八「新撰組顛末記」 あとであれこれ脚色や小説的想像はなされ、今一般に流布して愛されている「新選組」とはまた印象が違う感じがする。一つところに何人も剣の腕に覚えがあって志のある男どもが押し込まれて、厳しい規律を守り、制服をきて、っていう…

読書感想 橋本治『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』

橋本治『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』 ばきばきの名文家であることはわかっていながらなかなか読めていなかった橋本治。いつか遺作となった超分厚い本を手に入れたいが、その前に「仕事」に一礼しないといかんだろうと。三島由紀夫は「三島由紀夫…

読書感想 野村二郎「君も法律家にならないか」

野村二郎「君も法律家にならないか」 法律家を目指す人々のために、法曹界の3つの職種・・・弁護士、検事、裁判官・・・この3つは司法試験に受からないとやれない。当然——の職務について、どのような使命があり、具体的にどういう仕事があり、そしてどうい…

読書感想 開高健「声の狩人」

開高健「声の狩人」 開高健のファンではあるものの、全集かっちゃおうかな、って10年ぐらい言い続けてまだ買ってない不貞のファンである。全集は高いし部屋が塞がるので躊躇しちゃうよね。この岩波新書のルポルタージュも読んだことなかった。近くの古本屋…

読書感想 中川右介「プロ野球「経営」全史」

8月に読んだ本を時系列で淡々と上げていきます。 ずっとじわじわ読んできたのが読了が8月。ぐいぐいと自分を出していく人々によって右に転がされ、左に転がされしてきたプロ野球球団たち。私の記憶に残っているのはホリエモンによるバファローズ買収未遂事…

お酒感想 白鬼

今日も両親と酒盛りしました。 7月のKURAND CLUBの「白鬼」。岡山県。 無濾過生原酒。やっぱり麹の香りがファー!!っと香ってくる。開栓後一日置くといなくなってしまう香り。 あとあじがあまり残らない。濃い味の印象があるのに、飲み込むと後味は消えてし…

お酒感想 KURAND CLIB サケクライミング

埼玉県加須市 釜屋。 神々の山嶺 つながり。 加須市はロッククライミングが盛んだと言うことでのネーミングらしいです。 まず、杯を近づけただけで香ってくるふぁーっとした麹のにおい。無濾過生原酒とのことで開封直後の特別なやつだとおもう。 味としては…

木村清孝「教養としての仏教思想史」(ちくま新書)感想

数年前のギフトショーで新書の用の革カバーを買って、名前まで入れてもらった。これをなんとか有効活用できないかというのと、やっぱり概論を手っ取り早くと言えば新書でしょうね…という気持ちと、家の近くの本屋が閉店するため、なんか記念に一冊つれて帰ろ…

山の日に山映画

去る11日のこと。 「神々の山巓」見ました。 longride.jp 7月初旬には公開していて、めちゃくちゃ楽しみに待ってたんですけど、夏コミにサークル参加(オリジナルBLサークル)していたために新刊修羅場で見逃し続けて一ヶ月。 もう東京では新宿ピカデリーと…

エリザベス 女王陛下の微笑み 感想

(入り口のポスター撮った) ドキュメンタリー映画と見ると、題材に興味があったら見に行くようにしている。本で読むより手っ取り早く、なおかつビビッドに知識が手に入る。ところがこの手の映画はフィクション映画に比べて興行が振るうことは滅多にない。大ヒ…

同人小説を脱稿した

年々、付け焼き刃的な執筆になっている気がする。 そうまでして出す意味がどこにある、という声もあるかもしれない。お賃金生活者にとっては度し難いアレだろう。お前の時給いくらだと思ってんだ。 たいして高くもないからいいんですー。 これでようやっと、…

ODD TAXI FES

昨年の4月期のアニメ「ODD TAXI」が好きである。最近のアニメのフォーマット、12話完結、深夜放送、枠取りに熾烈な競争がありマネタイズが大変、の全てを戦略的にクリアしている、大人としての面白さと、それ以前に作品が大変よいという、表裏、本音と建前、…

ゴールデンカムイ 30巻買いました

買いました。 家の近くに、他店舗展開のでかい本屋ではないものの、街の中ではかなりよい品揃えを誇る個人経営の新刊書店があり、そこはよく、ゴールデンカムイの新刊特典を配ってくれます。こみっくじんとか、あにめいととか、とらのあなとかが毎巻ついてい…

買ってきました

推し活というやつである。 6/11から、「激安の殿堂」ことドン・キホーテと、ゴールデンカムイのコラボ商品第二弾が発売された。立川店では等身大よりでかいと評判のポップまで出しての賑々しい取り組みである。 https://www.ppihgroup.com/products/goldenka…

ここ最近なんもやってない

会社行って、家に帰ったら同人誌の原稿書いて、ぐちゃぐちゃの生活をしているか、書くことがありません……。 新しく本とかも読めてないよー。 ひとつ、Twitterで流れてきたこれを見たら元気になりました。 https://www.redbull.com/jp-ja/films/red-bull-soun…

オフィサー・アンド・スパイ 感想

見た日:2022/06/03 19:00 ユナイテッドシネマズとしまえん。こぢんまりしたシネコンできらいではない。ポップコーンがでかいので覚悟して頼むこと。あとお向かいにお鮨屋があるのだが、そこはお酒も飲めて一品メニューも頼めるのでほぼ居酒屋。鑑賞前後の飲…

チェルノブイリ1986 感想

見た日:2022/06/02 18:40の回、新宿ピカデリー。ちっちゃめの10番スクリーン。 消防士の若者を主人公とした、チェルノブイリ原発事故を題材にとった恐ろしき物語。 こういうのはジャンルを何と言えばいいのだろう。何かにつけてジャンルわけ面倒臭いもの…

シェイン 世界が愛する厄介者のうた 感想

映画.comの試写会募集で当たって見た! 見た日:5/23 19:00 渋谷のユーロスペース。 ロードショーは昨日から。 https://longride.jp/shane/ 行きがけに道玄坂あたりを歩いてて、終わったらここで飲もうあそこで飲もうと思ってたけど、終わってみたらどこも怖…

犬王 感想

見た日:5/28 8:35 初日池袋トーホーシネマズの初回! 舞台挨拶とかはどうも新宿だったようだけど。 映像の表現がとにかく良かった。異形の子どものアクション、漁村の子供・友魚の泳ぎ、ハエのうんとたかってるひもの、盲目の人の世界の「見え方」、長い腕で…

シン・ウルトラマン 感想

見た日:2022/05/13 18:40始まりの最終回だった IMAXでかなり前の席だったせいで、画面の印象はちょっとちゃんとついてけてるのかわからない。特に、人物の極端なアオリとかはもうこっちの視点が悪いのか、向こうの絵作りがクセツヨなのかさっぱりだった。 リ…

オードリー・ヘップバーン

観賞日:5/6 10:10の回 ジャンル:ドキュメンタリー映画。 「ローマの休日」の華々しいデビューから、遡って幼少期、「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」などでキャリアを積み上げていく過程、ビジネス上やプライベートでのパートナーのこと、結…

ゴールデンカムイ感想 #288 爽やかな男

286話ぐらいから感想をサボってしまった。物語の展開が今までよりも一際ゆっくりになったせいもある。今は全話無料で読める。最新話も無論無料。 来週は一週お休みらしい。ここで「一息つける」と思ってしまうのがこの漫画のファンの常套ムーブである。野田…

読書日記「大尉の娘」アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン

ロシア文学、興味はないなりにいくつか読んでいたが、ようやくこの「大尉の娘」で父称というものがわかってきた。 ある程度の身分になると、ミドルネームに「誰それの息子/娘」というのがはいるのがロシア人の名前である。今はどうなってるのか、みんなつけ…

ペテルブルク文学の源流 散策探訪コロムナ

未知谷という名前の出版社がある。 WEBサイトがすごいのでみて欲しい。 www.michitani.com 概要欄に書いてある通り、ニッチなテーマの書籍を多く扱っている。比較的ロシアに関する本が多いような気がする。 前にもこの版元の本を手に取り、読んだことがある…

酒井健「バタイユ入門」

1996年発行の本。今はまたさらに研究進んでるんでしょうかバタイユ。 三島由紀夫が推し作家・思想家として紹介しているせいか、日本での知名度がわりとそこそこ(だとおもっている)、バタイユ。フランス本土では今ひとつ、というのがこの著者の認識らしい。…

あすけん日記下書き放出

あすけんの日記の字数制限は500字である。 そうするとディテールが削げてしまうので救済。 泉屋のクッキーの話。 二日連続お菓子の話。 泉屋のクッキーにも魔が潜む。午後4時ごろ、社長室からクッキーのお裾分けが回ってきた。お中元の季節にはままあること…

コロナ禍を縫って「少年口伝隊一九四五」を観に行った

世は緊急事態宣言真っ只中である。 新国立劇場で「感染対策を万全にして」研修生公演をやるというので、観に行った。私の観たのは8月5日の夜公演だったが、6日を二日目に控えての4日間である。本番は6日と言っていい題材。 原爆「リトルボーイ」を落とされ…