日月星辰ブログ

Vive hodie.

誕生日だし、このところ読み直してみてコンスタントに何かを書き続けるということに価値を見いだしたし

 前からまた年単位で開いてしまった。

 しかし今回は続きそうな気がする。

 

 ブログを改めて振り返ってみたところ、2004年から書いていることが分かった。ブランクを含めてかれこれ15年も書いている。

 15年!

 私の義理の妹は、生まれた子供の成長日記を長女の0歳からこつこつ続けている。一番としかさの姪っ子がそろそろ12歳だという。忙しい子育ての中でそれができている。それはきっと、かけがえのない、立派な記録になっている。もちろん、家族以外には見られないパスワード制ではあるものの、写真も豊富で、面白い。12年。あと同じだけ続ければブログスタートのきっかけとなった女児は妙齢の女性だ。結婚式の時か何かにこの手記(って手では書いてないですけど)をさずかろうものなら、私が女児なら泣いてしまう。りっぱなものだ。

 

 彼女の日記を見ていると、子供というのは日々進化・成長し、一時も同じものたろうとはしていないことがよく分かる。写真一つとっても一日一日で全く違う。出来事も毎日、違う。子供である、ということそのものが、相当にクリエイティブでエキサイティングなものであることがよくわかる。人間、30を過ぎると意識を保ちでもしないかぎりはそれほど成長も変化もしなくなってくる。とはいえ、大人だって、十年一日、ただ年を取るだけ、というのはあまりに情けない。

 そこで、ブログを再開することにした。大人は子供と違って、日々面白いことや新しいことを見つけるには努力が必要である。すこしの変化も見逃さない耳目、新しいことを探そうという意欲、そしてそれを自覚していく意識が必要だ。

 かきものというのは、さしあたってそのあたりを残すことのできる唯一の手段である、と考える。日々の微細ながらに成長していく。死ぬまで、というのが不惑を過ぎてようやく見いだした人生の目標のような気がする。

 

 ちょうど今日、誕生日だったので、そういうわけで筆を執る。

 取材ものでもいいし、ちょっとした研究論文でもいい。その場その場でよしなしごとを。なるべく頻繁に。

 

 さしあたって、今年から毎年、誕生日にどんなことが起こったのかを書き残していこう、という決心をした。「起こったこと」は日常の些細なことを、意識の流れ形式で書き付ける、ということではない。ほんとに、単純に、その日フォーカスされたニュースを書き記しておこうと思う。

 あとになってから縮刷版なんかで確認したって良いんだけれども、その時の私の耳目に入ったかどうか、は縮刷版では分からない。

 書いとかなきゃ、分からないのである。

 

 1、台湾でM6.0の地震。現地時間6日23時50分だそうだが、日本時間では7日0時50分だから、今日の事件としておく。花蓮県。台湾北部の沿岸部だそうである。

 ホテルが倒壊し、2名が死亡した、とニュースにはある。その日のうちに募金を呼びかける声がTwitterで拡散する。

 2、株価の暴落と買い戻し。あまり我が身には関係はないが、興味深いニュース。暴落の原因はちょっとしらべただけでは全然分からない。米の動きに合わせて日も下がったり上がったりしているようだが、人々が右往左往しているだけ、というような気もして、ちっとも同情できない。イナゴ体質でないとデイトレードはむつかしいのかもしれない。

 3、福井県で大雪が降っている。降雪量は1メートルを超えるらしい。車が埋まったとか、電話ボックスが半分埋まったとか。電話ボックス…10年後もまだ存在しているかどうか分からんな…。餃子の王将からチャーハンが配られたとか。災害と助け合いは、2010年代のひとつのトレンドだと思う。不謹慎を承知であえて言えば。

 

 ほかにも細かい事件はあるけど、こんなところが印象深かった。来年もやってみると、面白いかもしれない。

 

 観測史上初とかそういう言葉が踊りがちな今冬である。寒波が相変わらず居座って、マイナスの気温になる日々。