日月星辰ブログ

Vive hodie.

おはなみびより

もう桜は満開だそうで。

土曜日の上野はすごい人出だった。

動物園の入り口前付近から、東照宮の鳥居あたりまで続いている桜並木の両サイドには、ビニールシートを広げて赤い顔をした大人、それらの膝に抱っこされている子供、走り回る子供、屋台の用意した粗末でがたがたする長テーブルと、丸椅子に腰を掛けてイカ焼き、おでん、鮎の塩焼き、とうもろこし等々を口に運ぶカップルや大人、大道芸人、いろいろな国から来たらしい外国人、おじいちゃんおばあちゃん、テキ屋のお兄さん、鳩、カラス、いろいろとにかく、無数の生きている何者かがうろうろ、あるいは食べ、あるいはそぞろ歩き、あるいは食べ物を探していた。

 

ソメイヨシノ並木がまあ、お花見スポットとしては相当有名ですが、東京国立博物館の庭園開放は見応えがあるので、落ち着いてお花見を楽しみたい人にはこちらのほうがゆっくりできます。ソメイヨシノじゃない桜もいくつも見られる上に、そろそろ終盤の椿が俯きがちに咲いていたりして、こちらもいい。

 桜だけじゃなくて、椿なんかも、こう並木にして、絢爛艶やかに咲き誇ったら、妖怪でもでそうなものすごさになるんじゃないだろうか。

 そういえば、古い椿の大木は化けるっていうじゃないですか。