日月星辰ブログ

Vive hodie.

中国の歴史04 三国志の世界 金文京

奥付を見ると2005年1月14日。約10年前のシリーズで、「中国の歴史」を12巻構成で見通そう、という通史シリーズ企画。他の時代が「ファーストエンペラーの遺産」「疾駆する草原の征服者」と、まるでハイ・ファンタシィ小説の各巻のタイトルみたいだなという感じですが、三国志だけは「三国志」でとおるし、そうしたほうが多分何千部かは売上が違うんだろうな、と思う。実際私もこのシリーズはこの本しか購入していない。他のも結構面白そうで、最後は「日本にとって中国とはなにか」という特別巻が加えられており、嫌中ネトウヨに読ませてあげたいです。ネトウヨに対しては常に白眼で対する。ついでに上から目線。

この本も一冊で、この時代の特徴や、(当時の)最新の研究などが見渡せたので、ひとまず入り初としてはとても良い立ち上がりではないかと自画自賛しております。手っ取り早く、目次を引用してみよう。

序章 華麗なる乱世
 小説と歴史/現代中国の起点/東アジアの三国時代/呉から見た『三国志

第1章 斜陽の漢帝国
 中国人の歴史観
 一治一乱と漢王朝滅亡の衝撃/三国のお国自慢『三都の賦』/中華世界の拡大
 後漢という時代
 三つの勢力――外戚・宦官・清流/外戚と漢代の家族制度/宦官が跋扈する条件/地方豪族と儒教官僚/東アジアにおける外戚・宦官・儒教官僚
 黄巾の乱
 『演義』にない大事件・党錮事件/黄巾の乱と知識人/首魁・張角の正体
 主役登場
 乱世の姦雄・曹操



奥付を見ると2005年1月14日。約10年前のシリーズで、「中国の歴史」を12巻構成で見通そう、という通史シリーズ企画。他の時代が「ファーストエンペラーの遺産」「疾駆する草原の征服者」と、まるでハイ・ファンタシィ小説の各巻のタイトルみたいだなという感じですが、三国志だけは「三国志」でとおるし、そうしたほうが多分何千部かは売上が違うんだろうな、と思う。実際私もこのシリーズはこの本しか購入していない。他のも結構面白そうで、最後は「日本にとって中国とはなにか」という特別巻が加えられており、嫌中ネトウヨに読ませてあげたいです。ネトウヨに対しては常に白眼で対する。ついでに上から目線。

この本も一冊で、この時代の特徴や、(当時の)最新の研究などが見渡せたので、ひとまず入り初としてはとても良い立ち上がりではないかと自画自賛しております。手っ取り早く、目次を引用してみよう。

序章 華麗なる乱世
 小説と歴史/現代中国の起点/東アジアの三国時代/呉から見た『三国志

第1章 斜陽の漢帝国
 中国人の歴史観
 一治一乱と漢王朝滅亡の衝撃/三国のお国自慢『三都の賦』/中華世界の拡大
 後漢という時代
 三つの勢力――外戚・宦官・清流/外戚と漢代の家族制度/宦官が跋扈する条件/地方豪族と儒教官僚/東アジアにおける外戚・宦官・儒教官僚
 黄巾の乱
 『演義』にない大事件・党錮事件/黄巾の乱と知識人/首魁・張角の正体
 主役登場
 乱世の姦雄・曹操