日月星辰ブログ

Vive hodie.

読書メモ 1月分

1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3195ページ

1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2
1Q84」や「さきがけ」や「リトル・ピープル」がどんなメタファーを含んでいようと、そんな表層とは関わりもなく、本質的で深遠なテーマに進んでいく。通り一遍のハッピーエンドもバッドエンドも用意されていないに違いないが、この物語がどこに落ち着くのかがひたすら気になる。Book3の出版が待ちどおしい!
読了日:01月31日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
神話的で、極めて緻密な表現とプロットで組まれた作品。とりあえず3ヵ月が終わった訳だけど…この先順番に月日がたつ訳じゃ無いんだよね? 1月から3月が当然、語られるべきだろうし、それは最後になるのだろう。ふたりの主人公はこの先どうなるんだろ?
読了日:01月29日 著者:村上 春樹
Twitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルールTwitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール
企業プロモ利用に絞った視点で書かれたツイッター指南・解説書。ツイッターをいち早く導入、現在成功している各社の担当者インタビューは興味深いが、質問がどうも各社同じみたい。各社の特徴に合わせたきめこまやかな質擬応答が聞きたかった。あと最後のほう、誤字多い。
読了日:01月25日 著者:山崎 富美,野崎 耕司,斉藤 徹,川井 拓也
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
近頃、メディアを中心に注目が集まっているツイッター。私もユーザーですが、なぜこんなにはまりこむのかは無自覚だった。それにある答えを提示してくれる本。tsudaるのは面白そう。
読了日:01月23日 著者:津田 大介
図書室の海 (新潮文庫)図書室の海 (新潮文庫)
長編小説でじっくり世界構築を行ってゆく恩田陸の、短編集。序曲アルバムみたいな手軽感がなくはないが、秀逸なものも。オデュッセイアでは、不覚にも泣いてしまった。長編化期待。もうされてるのかしら。
読了日:01月23日 著者:恩田 陸
「ツイッター」でビジネスが変わる! Twitter Power「ツイッター」でビジネスが変わる! Twitter Power
ツイッターとは?に理性的すぎず熱過ぎもしない回答を与えてくれる本。ツイッターを使ったことのある人はいちいち同感できる内容ではなかろうか。翻訳書だけど、日本でも肝は同じ。 それよりも本が書かれた時点と現在の状況とのギャップが凄い。訳出は去年の夏なのに!
読了日:01月20日 著者:ジョエル・コム
日本文壇史〈1〉開化期の人々 回想の文学 (講談社文芸文庫)日本文壇史〈1〉開化期の人々 回想の文学 (講談社文芸文庫)
日本の文壇の人々の群像を、これまた歴史書的にまとめた伊藤整の労作。労作過ぎて読むのに骨は折れますが、内容はすごい。日本の文学を政治との絡みで観察する視点。
読了日:01月18日 著者:伊藤 整
思考のレッスン (文春文庫)思考のレッスン (文春文庫)
丸谷才一的思考方法、文体が隙か嫌いか、は別として。ものすごくためになりました。いろいろ、励みになります。
読了日:01月13日 著者:丸谷 才一
盗賊 (新潮文庫)盗賊 (新潮文庫)
大変に巧妙な短篇。いろいろなタイプの男女カップルがそれぞれ得手勝手な思惑で入り乱れる。自意識の過剰でしかない、と思われる「恋愛」とやらに拘泥する貴族の人々。凄い性悪説! なーんか、三島由紀夫の愛だの恋だのっていっつも空虚よねえ・・・
読了日:01月07日 著者:三島 由紀夫
アーサー王宮廷のヤンキー (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)アーサー王宮廷のヤンキー (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)
20世紀のアメリカ人(しかも、コネチカット・ヤンキー!)がアーサー王時代のイギリスにひょんな事件からタイムスリップ、現代文明を持ち込んで恣に大活躍する、という、マーク・トゥエインの風刺小説。SFとしての痛快無比もさることながら、つくづく、SFっていうのは現実を風刺する格好の道具立てだということが判る。アーサー時代の旧態依然を風刺すると同時に、トゥエインは、20世紀のアメリカ人の、野蛮なまでの征服欲を風刺しているように思う。ラストの凄惨なカタルシスに、文明を手に入れることは果たして本当の「幸福」なのか? と
読了日:01月03日 著者:マーク・トゥウェイン

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