日月星辰ブログ

Vive hodie.

ブラック・ジャックのすごさ

昨日は「ブラック・ジャック」1巻〜10巻を読み通しました。

改めて、この作品がいかに凄いか、を体感した次第。単に「B・Jというキャラクターのかっこよさ」とか「語られているテーマの崇高さ」以外の部分で、いろいろ気付いたのでさっくりメモをしておきます。今後の自分のタメに。

●ストーリーの非破綻性 時間の表現や、場所、登場するキャラクターの境遇などが毎回練りに練ってある。B・Jの場合、彼自身が主人公という作品は希で、必ず市井の「患者側」の人がメインで語られる。彼らの行動原理に破綻が無い。
●無駄な挿話が無い ストーリー上での無駄な挿話が何一つ無い。ストーリーも至ってシンプルである。ギャグのシーンですら、まったく本筋に無関係ということは希。だからこんな少ないページ数でこんな毎回濃い話を。
 だから「これはこの話のエピソード」という記憶がごちゃごちゃにならない。
●一つ一つのストーリーが個性的 これを一人で、200何十話も続けるってすごいよ。

やはり天才だー。