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日月星辰ブログ

Vive hodie.

泰山編

皆さんこんにちは。まだなんだか大陸の空気を身に纏っているような気がします。
中国は本当に良いところだった。活気があって、勢いがあって、楽しそうで。貧しい農村もあるのでしょうが、まあなんというかとにかく、生きることを愉しんでいる感じです。
仕事が好き、おしゃべりがすき、食べるのが好き、という漢民族の伝統をいまも営々と引き継ぎ続けているのがあの国の人々なのだろうと思います。仕事で鬱になるような人ほど、一度行ってみると良いとおもう。

さて、その旅行の第1日目。一番手に入りにくいであろうと思われた寝台車の切符をゲットするところまではいろいろ忙しくて、ろくに写真が残っていません。栄えある第1枚目は寝台車に落ち着いてからとりました。

全体の写真は撮れなかったのですが、これが寝台車の様子。「軟臥」という上等寝台車です。
コンパートメント一部屋4つの寝台がついていて、出入り口には鍵のかかる扉があります。シーツなどは清潔で、さんざん土埃の上海を引きずった荷物を置くのが申し訳ないぐらい。この写真は下段の様子。
写真にもハンガーの斜め右下あたりに写っていますが、下段の頭のほうに足をかけるところがついていて、上段の人はそこを足がかりにして昇ります。これが結構足が長くないと辛い漢民族仕様。くそっ。

同室のおっちゃんに荷物を上げるのを手伝って貰ったりしたのち、食堂車でご飯を食べることにしました。記念すべき上陸初のごはんはこれだ!

「魚の水煮」「キクラゲのいため」「ごはん」というメニュー。このほかにもビールをつけました。

魚の煮物は淡水魚らしき白身の魚をまるごと一匹ぶつ切りにして煮込んだもの。少々泥臭いけどなかなかいけます。スープにはとうがらしと八角、生姜などが効かせてあり、魚の臭い消しになっています。だしが大変よく出ています。
中国料理にはうまみという概念がない」などというテレビ(たしかNHK)の言うことを鵜呑みにしてはいかんと思った。中国料理のうまみは空気みたいなもんで、わざわざ言語化しなかっただけだろ。

きくらげの炒めも絶妙な火加減。ピーマンとタマネギがはいっていましたが、タマネギの火加減がちょっとナマを残すようになっていて、それがみずみずしく、なんとも言えないおいしさ。お米は大米の大陸仕様。べたべたしない味でうるちより好き。

さて夜は長い。これから一路泰山を目指すのですが、つくのがなんとあさの7時半。今夜は車中泊です。
これが寝台車の出入り口の様子。この写真は随分くらくなってから撮ったらしい。

途中、車掌さんがやって来てしばらく話をしましたが、5%もわかりません。筆談などで乗り切る。終点の駅近くに住んでいるそうです。背が高くて面構えが良い人でした。

寝ている間に何度か駅に泊まるので、そのたびに起きてしまいます。南京と徐州に停車したことは覚えているのだが、、、。

そのうちしらじらと夜が明けてきました。