日月星辰ブログ

Vive hodie.

葬送

を読んでいます。いや、さすがに純文学は骨が折れる。なかなか進まない。久美沙織曰く、「描写とは混沌だ」ということですが、平野啓一郎の場合は精緻たる混沌ですな。ジェットコースターのように思考があちこち飛ぶけど、きちんと描写の対称にしまいには帰ってくるからこまる。電車の中とかで読んでいると、数ページ先ですとんと収まった誰かの思考が、たまにふわふわ頭の中で浮遊してしまいます。仕事帰りに読もうとするから。

おかげで毎日家に帰り着くとめまいすら感じます。