日月星辰ブログ

Vive hodie.

NHKで日本語の乱れとかやっているが

 思うに、受験世代の居間の10〜20代より、40〜50代の方が日本語忘れているのではないかと。文化庁の統計も、つまりはそういうことでしょ。そこにかけらもつっこまずに「若者言葉の乱れ」とか言って「ヤバイ」がプラスの形容詞になっている、とか持って行こうとするNHKは、そろそろ価値観認識を改めたほうが良いと思った。「ヤバイ」が元は良くない意味で使われていた事ぐらい、今の若い子も知っています。てか、言葉というのは文化と同じで上の世代から伝播するものですので、言葉が乱れている云々の愚痴は、そのまま自分らがいかに至らないかを露呈するものとなる、ということを、年寄りは痛感していただきたい。
 ちなみに、インターネットユーザは言葉に煩いと思う。新語造語が入り乱れる割には、変に誤用で偉そうな言葉を使うと「ばっかじゃねーの!?」とつっこまれるシビアな世界かと。にちゃんとか。
 かえって数ヶ月ごとに流行り言葉が変わり、意味も分からないまま誤用して嘲笑われたりしたりして。
 はやり言葉を使う際で一番怖いのはそこで、変に知ったふうにつかってみっともないより、古い言葉を堅実に使っていった方が、安全、といういみで、正しい日本語というのは有用だと思うが、それを「使わねばならない」とか「使うべきだ」というのは違う気がします。むしろ、「恥をかきたくなければ、正しい日本語つかっとけ、ここにマニュアルあるから」みたいな使い方をしていくのが円滑で良いかと。
 仲間内での馬鹿話でまで正しい日本語を使わなければならないといういわれは、ない。

 …ところで。自分の仲間内では堅実な言葉遣いの人が多いかなあ。確かにその方がわかりやすく、誤解も少ないし聞きよいと思います。個人的には堅実な言葉遣い好きで、自分もそう言うふうにしゃべるのを好むのですが、人に押しつけるものじゃないなあ。