日月星辰ブログ

Vive hodie.

正史三国志をちょろちょろと拾い読みしています。

 こういう列伝形式のほんは、好きな人物だけチョコチョコブラウジングすると、とても心地よい本かと思います。

 董卓の暴虐ぶりは、昔は(人形劇三国志なんかのキャラクターデザインも災いして)ひたすら嫌悪の対象でしたが、今読むと、悪役ぶりがなんともぱっと散りそうで美しいです。人信じてない。サドっけ満載、そして死体から垂れた油で草が枯れる。
 この場合、本当に草は枯れたのでしょうが、日本の御霊系の言い伝えの中にも、遺体を流した川から瘴気が漂って疫病が流行る、的なエピソードを数個、聞いたことがあるので、これはそれでもありそうな気がしてよいです。悪い人や怖い人の死体からは瘴気や毒が出ているのでした。

 蒼天航路の場合、散りぎわもまた美しいので、余計、あの素っ裸で蝋燭立てた遺体がみやびやかで美しい(By馬超)のでした。哀れ。

 クロニクル2、当然買いましたが、「ひとコマ」のごんた先生のコメント「悪役好き」には、一人で共感していました。悪役好き末席会員として。